• 能登半島地震

    1月1日午後4時10分に発生した能登半島地震によって、氷見市にも大きな被害が出ました。絲穂も、庭の灯籠が倒れたり、一部の壁が落ちたりという損害が出ておりましたが、商品には影響は出ておりません。電気、ガスは止まっていませんが、氷見市内で断水しているところも多く、絲穂でも水は出始めているものの安定はしておりません。そのため、店の本格的な再開につきましては、改めてお知らせすることにいたします。

    幸い、家族はみな無事で怪我などもしていないことをご報告申し上げると共に、今回の大地震で被災された方々へのお見舞いを申し上げます。


  • 平常心

    明けましておめでとうございます。

    北陸の冬とは思えないような、穏やかな元日となりました。

    昨年からの残し事、続くにしておきたい事を敢えてそのままに、新年を迎えました。

    気負うよりも、平常心にて。

    自分の心が、自分の心で満足の行く一年になれば良いなと思います。

    穏やかな時間が流れている事に幸せを感じながら。

    新年は3日より営業致します。

    お運び、お待ちしております。

     

     


  • HOPE

    先日、もみじの剪定を終えました。

    希望のもみじは、弱った部分がカットされ、生命力あるシルエットになりました。

    明日から大雪の予報が出ていますが、まだしっかりと赤い葉をてっぺんに付けています。

    9月に予約制に変更してからも、変わらず足繁く通って下さるお客様に感謝致します。お食事会や鑑賞会など、すべて無事に終えられたことにも。いざこざや揉め事がなく、心がスムーズに運びました。何よりも嬉しいことです。

    色々なコーディネートをアップしましたが、当店のきものが、やはり一番好きです。いつも良いなと思っています。共感して下さるお客様がいらっしゃる事は、この上ない幸せです。

    年内は30日(土)まで営業致します。年始は1月3日(水)から。

    是非、ご予約下さいませ。


  • オリーブオイルと中国茶

    師走に入りました。

    目まぐるしいお天気ですが、皆様お変わりありませんか。

    先日みそ蔵カフェさんにて、オリーブオイルを贅沢に使ったお食事と中国茶の会がありました。金沢からのお客様と共に、身体が喜び心が整うひとときを過ごしました。

    蕪とリンゴのポタージュ、きのこのパスタとビーツのタルタルの一皿。

    サフランのリゾット、サフラン茶、デザートのアイスクリーム(こちらにも勿論、オリーブオイルを)

    ビーツのタルタルは、ビーツとイチゴと紫芋の取り合わせです。同じ色の食材を合わせるとうまく行くことが多いそうです。なるほど、きものも同じです。同系色でまとめると、うまく行きます。

    お客様コーディネートです。深緑色の地に、可愛らしいお人形があちこちに。

    藍田正雄氏の引き杢の帯と共に。どちらも東京の取り合わせで、まとめられました。

    素敵です。


  • ttv kitchenへ

    盛秋のランチ会、北八代のttv kitchenさんへ。

    すべて女将手作りの優しい美味しい豆皿料理、堪能致しました。

    ご覧くださいませ。これに、ご飯とお味噌汁が付きます。

    お料理を待つ間、様々なアート作品と芸術本に触れ、飽きることがありません。

    江戸小紋、撒き糊の帯、藍田正雄(雪月花)、鳥獣戯画、皆さまお好みの秋を味わいました。

     

     

     


  • 総絞りの振袖

    祖母の時代にお求め頂いた、総絞りのお振袖です。

    お孫様がお召しになるので、帯締めや帯揚げなどの小物合わせにいらっしゃいました。

    赤、ではなく少し朱がかった地色がとても新鮮でした。

    時が経つにつれ、段々と価値の上がる総絞り、大切にして下さって本当に嬉しいです。


  • ほぼワントーンの

    エントランスにて。

    着物 江戸小紋 保科信作 万筋

    帯 つづれ 雪花紋

    帯揚げ 京鹿の子絞り

    帯締め 観世

    紫を基調に、帯だけが白というほぼワントーンの装いです。

    トーンが同じ時は、帯揚げに絞りを取り入れ少しボリュームを出したり、

    同色でも明度の違う帯締めを用いると、メリハリのあるコーディネートになります。


  • 伏木神社へ

    お天気に恵まれた10月22日、金沢のお客様と伏木神社に出かけました。

    目当ては、柳家花緑さんの落語です。

    お客様はアルマーニグレーの大島に、鮮やかな友禅の帯を。小物の色に秋を感じます。

    控えめな小紋をコートにされて。上品な装いに仕上がりました。

    私は母の薩摩木綿を仕立て直し、帯は赤漆の「友と手を繋ぐ」(誉田屋源兵衛)

    花緑さんの落語は初めてでしたが、来て良かったと心から思いました。

    お酒を飲み、飲み進め、酔っ払って行く演技力、間合いに感動しました。

    奥行きと深みのある芸で、いつまでも余韻を楽しんでいます。