• カテゴリー別アーカイブ あれこれ
  • もどらず山

    渡辺俊明氏の秘蔵本「もどらず山」が、残っていました。

    数十年前に、限定数のみ作られました。

    珍しいものがたり本です。

    心に訴える画風とメッセージは、氏が亡くなられた今も、多くのファンを魅了しています。

     

     


  • 畳、入る

    秋晴れの日曜、新しい畳が入りました。

    前日から、これまでの畳に感謝し、大掃除をし、新しきを迎えました。気分は、どことなく婚礼準備です。

    最後の一枚がピタリとハマった時は、何とも言えない感動的な気持ちでした。和紙の畳、今日も心地よい香が漂っています。

    どうぞ、お上がり下さい。

    しっとりと、こっくりと、秋の装いが揃っています。


  • 喫茶去

    数日、暖かい日が続きました。

    雪解けて、残るは折れた木と枝ばかり。駐車場の掃き掃除に暮れました。

    今日は雨。今も強く降っています。

    まだ20代だった頃、お茶のお稽古に伺うと、床の間に「喫茶去」の掛物。お茶でも一服いかがですか。という意味だと、その時初めて知りました。三文字の潔さが印象的で、以来ずっと好きな言葉です。

    なぜか今日は、ふと「喫茶去」を思い出しました。

    お抹茶も点ててみました。

    サロンスペースには、黄色のスイートピ。

    二階には、庭に咲いた椿。

    お手洗いのお花も、今日は気に入っています。

    BGMはアマポーラ。

    おもてなしの初心に返ります。喫茶去。


  • 重陽

    今日は重陽、菊の節句です。

    古来中国では、菊の花からしたたる露が川に落ち、その水を飲んだ者が長寿になったという伝説がありました。

    それが平安時代に日本に伝わり、以来、不老長寿を願い邪気を払う日となったそうです。

    さて今の床の間です。掛け物は馬師皇(馬を治療し竜に変える中国伝説のお医者様)

    シルクロードと共に。

    エントランスには、美しい月の帯を。

    シルクロードを渡って、今日は素敵な伝説が生まれそうです。

    心に菊を想い描きながら。