• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 私も着てみたい

    先週、着付けの練習にお越しになったお客様の妹さんが、いらっしゃいました。私も着てみたいと。同じお着物ですが、妹さんは黒地の帯を締めてイメージに変化を。黒同士の組み合わせも素敵です。

    それにしても、お二人ともどうしてそんなにお上手なんですか。。。!!!??初めてとは思えない出来栄えです。

    20091123


  • 自分で着てみても。。。

    先週、ひとりで着物を着てみたいとお越しになったお客様です。

    お母様が元美容師さん、叔母さまが現役の美容師さんというご環境。いざ、着物となるといつの間にやら周りのプロの手で完璧に着せられてしまい、自分で身に付けたことがないとのこと。

    しかしながら、身体が覚えているとはこのことですね。一回目でばっちりの出来映えでしたので、こちらでアドバイス差し上げることは特になく、そのままサロンでゆっくりと話に花を咲かせて日が暮れました。それも、素敵なきものの時間ですね。

    20091118


  • 小紋と小袖帯

    ただいま、前庭を臨むスペースでは、小紋と小袖帯のコーディネートがお楽しみいただけます。

    着物は、手ざし紅型 宮崎良次作。小紋と言えども本格派の一枚。小袖帯との相性もバッチリです。

    さくらさくらの取り合わせ、お洒落で華やかです。パーティやお食事会に素敵ですね。もちろん観劇にも。

    さくらは、春だけのものではありません。日本の花ですから、華となるシーンでいろいろと楽しんでください。

    20091113

    こちらもどうぞ。


  • 細雪が観たくて

    昨日、富山で『細雪』の公演がありました。幸運にも、最前列のど真ん中の席をゲットされた常連のお客様。絲穂で和服姿に変身です。かんざし柄の小紋に、リバー シブルの小袖帯をコーディネート。桜とうさぎの柄、どちらも楽しめる文庫結にお仕上げ致しました。前に桜の柄を出したので、後ろはうさぎをポイントに。この文庫結びは、背もたれに寄りかかってつぶれても平気ですから、運転にも観劇にも向いています。

    観劇前にちょっとひと息。これから始まる華やかな幕開けに心が躍りますね。

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    いざ、出陣。同系色の羽織をお召しになって。深まる秋を感じさせる、上級者の着こなしです。

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  • 羽織の季節です

    ワタクシゴトで恐縮ですが、締めのネタとして今月の感激ショットを。

    去る18日の日曜に開催された、秋のおどりに出演されたお嬢様とのツーショットです。 高校生のお嬢様、これから更なる飛躍が期待されます。おばあ様は、祖母の代から当店のお客様。おふたりでお稽古にはげんでいらっしゃいます。素敵ですね。

    さてこの日、私は市松ぼかしの小紋に、本疋田の名古屋帯(藤井絞製)を締めております。舞踊鑑賞の時は、なるべく明るい色のものを身に着けるようにしています。帯揚げも、普段はあまり使わないピンク色をもってきました。

    これからの季節、活躍するのが羽織です。こちらの黒の羽織、背中と袖にビロードの市松模様があります。お洒落にも、喪にも使えます。とてもとても 気に入っています。動くとよく分かるのですが、身体に沿う感じが絶妙です。完璧な仕立てです。お問い合わせは、0766−74−6218 絲穂まで。 羽織の季節、到来です。

    20091030


  • 貝紫のはなし

    先の秋のおどりの会場にて。母が着ておりましたこちらの紬、貝紫で染められた糸で織られたものです。貝の内蔵にある特殊なパープル腺という部分を使い染めます。このパープル腺、取り出して太陽に当てると紫に変化します。

    染色技術は、紀元前600年頃の地中海沿岸に遡ります。一グラムの色素を得る為に二千個もの貝を必要とした希少性から、ロイヤル・パープル、帝王紫と呼ばれギリシャ・ローマ帝国では、皇帝や貴族にしか使用が許されなかった色なのだそうです。他にも、貝紫の歴史やエピソードについては、興味深いもの があるので是非、吉岡幸雄著『日本の色辞典』を御覧下さい。

    母の着物はその昔、著者である吉岡先生のお父様に染めていただいたものです。現代の日本に生まれてよかったですね。古代のローマじゃ、着せてもらえなかったでしょうから。。。!

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  • 秋のおどり

    昨日は富山で日舞公演、秋のおどりが催されました。富山のお客様とご一緒し、芸術の秋を満喫致しました。

    お客様は、白とブルーをきれいに統一したコーディネートで。バッグのピンク色がポイントとなり、華やかな印象に。

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    後ろ姿は、とても印象的。シンプルなお着物に、美しい蝶が映えますね。

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    日舞鑑賞は久しぶりでした。以前に自分もご縁があった演目もあり、しみじみ見入ると、実はなんと難しい踊りだったのかと改めて感じます。当時はまだ小学生 だったこともあり、踊りの順番を覚え、カツラを被り衣裳を着けて舞台に上がるだけで精一杯でしたが、今ならもう少し解釈して心情に変化もつけられるので は。。。と。まぁでも、「男は薄情者〜」なんてクドきを12、3歳で解りっこないので(笑)当時は当時ですね。

    どの道でも芸の道は、だから終わりがないのでしょう。同じ演目でも、年齢や経験や環境によって捉え方が変わりますものね。当たり前のことですが、当たり前のことを改めて感じたひと日でした。