• お着物をご覧のお客様

    当店でお着物をご覧になりたいお客様へ

    ゆっくりと商品をご覧いただくためにも、事前のご予約をお勧めいたします。

    遠方よりお越しの方は、高岡駅、新高岡駅、氷見駅に迎えに上がることもできますので、遠慮なくお尋ね下さいませ。

    ☎0766-74-6218

    Mailでのご予約はこちらまで。

    営業時間は2015年9月より10時より17時までとさせていただいております。17時を過ぎるようであれば、お電話下さいませ。

    定休日は日曜ですが、お客様のご都合で日曜がよろしい場合は、事前にご予約下さいませ。宜しくお願い致します。

    1階のカフェの営業は2023年8月末日にて終了いたします。詳しくはこちらをご覧ください。


  • 永遠のサンドイッチ

    当店に喫茶があった時代に、ずっとご愛顧いただいたホットサンドイッチです。

    喫茶スタッフが独立し、同じサンドイッチをテイクアウトできるお店を始めてからも、

    根強いファンに支えられました。

    突然ですが、もう味わうことができなくなりました。

    香ばしいかおりを今でも覚えています。

    記憶の中で、永遠のサンドイッチとなりました。

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  • 優しい物語のために

    残暑の続く中、暑さを感じさせないコーディネートで朗読会に臨まれました。

    お着物は、変わり絽の蝋引きの小紋です。帯は茶屋辻模様。

    室生犀星、新美南吉の優しい物語を読まれました。

    作品にふさわしい、古典的で優しい雰囲気の装いです。

    場所は21世紀美術館松涛庵。背景にもよく映える着姿です。


  • 芭蕉布展

    7月に金沢の国立工芸館へ。

    貴重な芭蕉布の展示を堪能して参りました。

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    黄緑地、赤地、黄色地、柄も様々ありますが、藍色がとても心に残りました。

    黒に近い深いふかい藍染には、高貴な雰囲気が漂います。

    目にするだけで涙のでる感覚を、久しぶりに味わいました。

    手仕事は語ります。響きます。

    是非、足をお運び下さいませ。

    8月24日までです。

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    店内に図録をご用意してございます。手に取ってご覧下さいませ。


  • 和風温泉元湯 叶

    久しぶりに、氷見のことを書きます。

    息子が14歳の挑戦で、和風温泉元湯 叶さんにお世話になりました。箸を袋に詰めたり、椅子を拭いたり、お客様をお見送りしたり、楽しく接客を学びました。お昼には美味しい賄いを出していただき、毎日喜んで通いました。

    いつか家族でと計画し、このお盆に食事をしてきました。

    お刺身はもちろん、ながらも入りのおうどん、天ぷら、どれも美味しくいただきました。

    女将さんとお話しする中で、そのお人柄に触れ、こちらにご縁があって本当に良かったと思いました。

    氷見でのお食事、宿泊の際には是非ご予約下さいませ。

    伺った日は大雨でしたが、宿からの海は絶景です。

     


  • 紗合わせ

    文月が始まりました。

    当店に残る最後の紗合わせです。

    六月と九月にお召しいただけます。

    モーヴピンクの地色、裾に赤い花がぼんやりと映ります。

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    ぼんやりの美しさが紗合わせの魅力です。さらさらと良い着心地です。

    帯はひなやの組紐、夏帯です。

    是非、九月までにお仕立て下さいませ。


  • キノコ、奥深き

    六月のとある日、一茶壺庵さんにてとても貴重な企画がありました。

    キノコの語り部、松下和香子さんを迎えられ、巻物によるキノコの生態や役割など様々なことを学びました。

    実際に、松下さんが北海道のフィールドで採取された野生の様々なキノコ(30種類以上!)が展示され、

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    実際に10種類以上のキノコの試飲(ロシアンルーレット)が(ひとつひとつ個性があり面白かったです)ありました。

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    最後は、ドライキノコを使ったお料理です。

    キノコごはんとすり流し。キノコそのものの風味が生きており、力強いお料理でした。

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    キノコのパフェ。アイスクリームが濃厚で絶品でした。

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    北海道の森の様々な葉のお茶も、香り高くとても美味しいものでした。

    装いは、草木染めの単衣に、絽の染め帯を。

    今の時期だけの紫陽花柄です。祖母の箪笥より。

     


  • 米澤進之介の色留袖

    この度、米澤進之介さんの作品についてお問い合わせがあり、店内の全ての作品を引っ張り出してきました。

    色無地や名古屋帯はいつも見ていたのですが、色留袖は久しぶりです。

    改めて広げて掛けると何て素敵!と思わず。

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    地色の垢抜けたグレー。

    花柄の描き方、色彩、いかにも進之介風です。

    上前の上に一羽の鳥が、花を加えています。幸福の鳥でしょうか。正倉院文様のモチーフだろうと思います。

    花柄も正倉院的な左右対称でなく、流水模様と調和しています。

    古典の要素を残しながら、自身の作風に仕上げられた一枚です。

    令和のフォーマルにぴったりではないでしょうか。