• カテゴリー別アーカイブ 商品のご紹介
  • おーい工房のシフォンケーキ

    食欲の秋、到来です。

    皆様、最近美味しい出会いはありましたか?先日、おーい工房のシフォンケーキを頂くチャンスに恵まれました。ご予約がある時だけ焼かれるというレアなシフォンは、上質な卵のみを使用した大変贅沢なもの。優しい甘みが後を引きます。最初はふわふわとした食感が嬉しく、一日経つとしっとりと落ち着き、更に美味しさが増します。

    「今日はケーキありますか?」と時々お客様に聞かれます。コーヒーのお供に、おーい工房さんのシフォンはいかがでしょう。

    秋晴れが続きます。着物も楽しい季節になりました。どこかへお出かけしたくなりますね。お勧めのトート、入りました。キュートなフクロウは絞りです。後ろは無地。縮緬素材です。

    owl


  • 夜空を見上げて

    10月が始まりました。先日のスーパームーンにはご縁がありましたか?

    メインテーブルには、月見をモチーフにしたアップリケ調の帯を、よろけ模様の小紋に合わせてご覧いただいております。赤の観世をポイントに。

    tukimi

    エントランスには、蝋たたきの色無地。橙、緑、赤、さまざまな色がバランス良く調和し主張してます。帯は、無地の織物を。やはり赤系の帯締めを、印象的に。

    rou

    くっきりと夜空に映える月が、楽しみな季節です。

     


  • 赤の妙

    秋晴れ続きのシルバーウィークが終わり、今日は一転曇り空です。

    だんだんと秋の深まるこの時期は、時に半幅の帯を上手く活用してはいかがでしょう。半幅と言っても、カジュアルなタイプではなく、ワンランク上のものを。こちらは、間道と昆虫文のリバーシブル。和のお稽古シーンにぴったりです。細かい絣が魅力の、モダンな大島と合わせました。朱赤の帯締めをスパイスに。

    red

    連休最終日の昨日は、津幡からのお客様が、素敵なお単衣の装いでお越し下さいました。ピンクベージュの小紋に、白の帯、そして真っ赤な観世を締めて。

    木々や葉等の自然の色が、だんだんと褪色化して行く中で、赤の色は殊更映えるのでしょう。秋は、赤の妙を是非お楽しみ下さいませ。


  • 渡辺俊明作「朱」。木版に手描きを施した、氏の作品の中でも大変珍しく貴重なものです。男女の絵でしょうか。強烈な生命力を感じます。初期の作品ですので、氏の制作へのパワーそのもののようにも見えます。

    syu

    額装も新たに、これからお客様の元に参ります。個人的にも大好きな作品でした。善きご縁があり、とても嬉しいです。


  • もどらず山

    渡辺俊明氏のものがたり『もどらず山』です。初版のもので、10冊のみ出版された中の1冊です。太郎、次郎、三郎の三兄弟が、蛇に変身する化け者を退治する物語が、俊明氏の力強く温かみのある字でどんどん展開します。

    美しい女が蛇の化け物に変わる場面は、とても印象的でした。氏の作品の中でも、化け物は珍しい絵ではないでしょうか。また、生身の人間が描かれていることも『もどらず山』ならではの魅力でしょう。

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    1982年5月31日画。ファンの方、必見です。


  • 半襟ー単衣ー

    ひと雨ごとに秋の訪れを感じます。

    単衣に袖を通しました。着物は単衣、帯は夏帯というミックスの取り合わせが多いです。組み合わせてみると、意外と色合いや素材感に違和感がないことに気が付きます。

    ちなみに、昨日の装いです。着物は単衣の江戸小紋。地は、市松模様でその中に更に橙色のドットが細かに並んでいます。抹茶色ですが、橙と相まって深みのある色です。帯は紗織の鱗文様。着物の色によって、様々な表情を見せる魅力的な一本。6月から盛夏、今に至るまでずっと活躍しています。小物は、白系でまとめて。

    maccya

    そろそろ衿も、季節に合わせて調整したいところです。絽縮緬、楊流などが単衣向き。襟元も季節感を取り入れる大切な要素です。是非、小物のお洒落もご相談下さいませ。

    eri


  • 満月と新月と

    月の美しい季節です。

    満月と新月をモチーフにした暖簾です。惹かれます。

    moon

    さて長年、喫茶スタッフとして勤務された禅野さんは、本日で最後となります。今月末に、自宅でサンドイッチのテイクアウトのお店を始めます。当店ではサロン空間はそのままに、コーヒー、紅茶などの喫茶メニューは続けて参ります。

    初心、新月のスタートです。美しい満月となりますよう、皆様に心を運んでいただけますよう、今後とも宜しくお願い致します。


  • 落葉

    朝の空気に、しっかりとした秋の訪れを感じます。もみじの葉も思いおもいに色づき、石段に落ちます。

    leaves

    まだ薄物に袖を通していますが、秋単衣にぴったりのモカやベージュ系の優しい色合いに惹かます。

    立巻絞りの着尺、地風の大変柔らかい織物です。いびつな縦縞が、優しい雰囲気です。帯は生紬。少し張りがあり、帯選びに悩む9月にとても重宝します。こっくりとした茶色も魅力です。

    tatumaki

    きもの選び、帯選びに迷い悩むこの季節が、最もきものを楽しめる時期でもあるように思います。


  • 藍田正雄ー引き杢ー

    長月です。秋の風を感じると、力作秀作が目に心に響きます。

    単衣にもお勧めの訪問着、地は江戸小紋、裾回りは鳥獣戯画の友禅という力量のある一枚です。全体的に薄い鼠の濃淡で、サラリと都会的な雰囲気。色々な帯を合わせてみるのですが、やはりこちらが一番しっくりきます。藍田正雄作「引き杢」。

    hikimoku

    江戸小紋には、他の技法にはない独特の力があるように思います。目に見えない細部の技が、纏った時に自ずと現れ存在感を発揮します。派手にもならず、地味にもならず、着る者に自信と安心感を与えてくれます。纏ってみないと分かりません。この秋は是非、江戸小紋を。