• 若冲の屏風

    今年も、伊藤若冲の屏風を出しました。墨書きだけのシンプルですが大変に迫力のあるもので、若冲らしさを感じます。

    jyakucyu

    今夏は、ずっと実が付かず寂しく思っていた夏つばきに、実が付き始めました。今年初めての実です。一日の儚い命、さてこの中で一番に花を咲かせるのはどれでしょうか。

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  • オンシジューム

    常願寺さんでの花展は、大盛況でいらっしゃいました。美しい作品の数々と、立派な室礼に大満足のひとときでした。中でも最も印象的だったのが、オンシジュームと竹箒を組み合わせての大作。お見せできないのが残念ですが、まるで黄色の天の川にようなイメージで、オンシジュームと細く解体された箒がとても繊細に美しく調和しておりました。

    まさか後日、そのオンシジュームをお裾分けしていただけるとは…!!こちら、花展の名残です。一般的なオンシジュームは、黄色の中に黒い点がありますが、これは黄色のみの特別な種類とのこと。どうぞ、二階に上がられた際には、目を凝らしてお楽しみ下さいませ。花入れは、初代 徳田八十吉。ゴールドでまとめてみました。

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  • 優しい蜻蛉

    この季節になると、蜻蛉をモチーフにしたきものや帯がたくさん見られます。こちら、絽の名古屋帯です。女性らしい優しい雰囲気の中に、きっぱりとしたものも感じます。二階の展示場にてどうぞご覧くださいませ。

    katimusi

    蜻蛉は、一点を定めまっすぐに進むことから、古来より「勝ち虫」と呼ばれ、戦国武将たちは蜻蛉をあしらった甲冑を身につけて縁起をかついだそうです。夏の代表的な文様としてだけでなく、吉祥柄として年中愛されています。


  • 五感

    今年は、庭のもみじがひときわ青々と、手を伸ばせば触れることのできるぐらいの生命力です。

    green

    玄関までは、まさに緑陰の世界。可愛らしい暖簾が皆さまをお出迎えします。小さな鈴がついていて、風に揺れて鳴ります。

    noren

    二階の踊り場では、鉄線やトルコキキョウなど美しい花々が待っています。

    tessen

    一階のサロンでは、クラシックとサイフォンコーヒーの香りをどうぞ。五感をフル活用して絲穂をお楽しみ下さいませ。


  • 暖簾が人気です

    こちら、柿渋染めの無地のタイプ。すっきりとシンプルで、存在感もあります。

    kakishibu

    こちら、藤井絞製、絞りの丸紋。地の暈しが印象的。いかにも手仕事の雰囲気です。

    maru

    近ごろは、盛夏に向けて暖簾を求められるお客様が目立ちます。他にもいろいろございますので、是非ご覧になって下さいませ。