中央町商店街の店名が入ったキーホルダーができました。

「染家京加納」は、初代の祖母が店を始めた時の屋号です。
今は丸の内の「きものの館絲穂」で営業していますが、「京加納」はいつまでも原点に立ち返る名前です。
昨日とあるお客様が仰いました。「ここに来れば何とかなると思って。」
何とかして欲しい内容は、お客様によって様々です。
3日間で襦袢を仕上げて欲しい。
寸法が足らないけれど、母の形見の着物を仕立て直して着たい。
たくさんのシミを隠すべく、染め替えをして欲しい。
今日中に、この着物に合う帯を用意して欲しい。
(仕立てなければならないので普通は無理ですが、その時は偶然に仕立て上がったものが一本だけあり、しかもその着物に合いました!)
和の小物で、この予算でギフトを選んで欲しい。(他で売ってないような物を差し上げたい)
お昼を食べていないので、何か食べさせて欲しい。
他にも色々ありますが、ほとんどは何とかなってきました。
祖母の代からの積み重ねです。専門のことでご相談を受けることは勿論、
きもの以外の頼まれ事があるのは嬉しいことです。
お客様との信頼を築くこと、「京加納」時代から続く信念です。
これからも、「何とかなる店」でありたいです。
今日もキーホルダーをしっかりとバッグにつけて。
