• ボーノ•ペッシェでお料理教室

    当ブログでもお馴染みイタリア料理のボーノ•ペッシェさんで、お料理教室がありました。今回は、お肉やお魚、お野菜にかけて楽しむソースを2種類教えていただきました。

    写真の下の方に小さい鍋のようなものが見えますが、中にアンチョビベースのソースが入っています。バーニャ•カウダーという名前で、温かいお風呂という意味。名の通り、ソースを下から火で温めながら、お野菜をつけていただきます。チーズフォンデュのように。

    souce

    出していただいたお芋類、お野菜、どれも新鮮で美味しく、贅沢なひとときでした。ちなみにサツマイモは、高岡の池多産のもので、ほっくりと絶品でした。このアンチョビのソースは、一度作れば常温で一ヶ月は持つそうなので、お野菜をたっぷりいただきたい時やホームパーティーなどに活躍しそうです。

    もう一種類のサルサ•カンパニョーラというソースは、ドレッシングとしても使え、カルパッチョや豚肉のソテーのソースにもってこいの、バルサミコ酢を効かせた少し酸味のあるものでした。どちらのソースも簡単で美味しいので、寒い季節、どんどん美味しくなる氷見の食材とマッチさせれば、食卓が賑やかになりますね。ボーノさんでは、プロの技を家庭でも活かせるように指導して下さったり、シェフならではの味のアレンジを教えて下さったり、料理の基本をきっちり説明して下さったりと、毎回勉強になることがたくさんあります。


  • 自然の表情

    寒い日が続きました。青い青いと思っていたもみじも、紅葉し始めました。少しずつ赤く色づいていく様子を、愛でています。

    kouyou

    こちらは今年初めて顔を出した椿、侘助です。チラッとのぞく黄色がとっても可憐で、この表情見たさに、毎朝水を替えるのが楽しみでした。

    tsubaki

    自然の見せる表情とは、本当に美しく不思議で、生きる元気を与えてくれます。一日として同じ日はないということを教えてくれます。


  • 織悦の袋帯

    名門、織悦ならではの古典的な袋帯。これ!と決めたい時の織悦さんです。柔らかい風合い、しっかりとした仕事、デザイン、色取り、文句なしの品でございます。古典柄によくありますが、水色と橙色の取り合わせが自然にマッチするのは、和の世界独特のことでしょう。黒地に、いろいろな色がうまく個性を出し合い、美しい共演をしています。

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  • ラ•カンパネラ

    ぐっと冷え込んで参りました。寒くなると、ピアノの音がことさら美しく感じられます。店内では、よくフジコ•ヘミングさんの演奏を流しているのですが、中でもリストの「ラ•カンパネラ」は定番曲。イタリア語で「鐘」を意味します。ときに囁くように、ときに鼓舞するように表現される鐘の音は、外の寒さを思いながら暖かい部屋で聴くと、何とも感じが良いのです。フジコさんの独特の弾き方も魅力ですね。

    昨日は、誉一山荘でのランチを楽しまれたご婦人方がいらして、素晴らしいランチの余韻に浸りながらカンパネラに心酔のご様子でした。なるほど、美しいロケーションの中で美味なるランチの後は、美しい鐘の音で至福の時を締めくくる。有意義ですね。オーベルジュからのお帰りには、是非お立ち寄り下さいませ。鐘の調べをご用意してお待ちしております。


  • 熊谷好博子氏の作品あります

    人間国宝、熊谷好博子先生の大作が、一枚だけ残っています。興味のある方は、お電話にてお問い合わせ下さい。0766-74-6218

    作品は素晴らしいのひと言に尽きるのですが、藍色の施しは絶妙で、好博子先生ならではと言えましょう。糸目友禅の見事、刺繍の贅、迫力と品の融合、纏った時の立体感、氏の感性の集大成です。この一枚から、氏は写生、図案取り、色彩、バランスすべてにおいて優れた作家であったことが分かります。