• 秋の草花

    雨続きのお盆でした。ようやく日差しが見えてきました。

    残暑は続きますが、店内は、単衣の提案をしております。秋の草花を全体に描いた優しいタッチの訪問着、是非お二階でご覧下さいませ。帯は生絹(すずし)の綾。紗のような軽さは、単衣の時期に最適です。引箔という西陣伝統の技法を使用しました。松葉をモチーフにした、色合いの美しい一本です。

    autumn


  • ひとつ身、揃いました

    女の子のお誕生お祝いに、ひとつ身の一揃えです。古典的な加賀友禅のお着物に、可愛らしいピンク色の被服、房帯の黄緑がポイントです。バッグと草履は赤でまとめ、華やかな装いになりました。襦袢は正絹の別注品です。

    hitotumi

    縁起の柄、麻の葉の浴衣も一緒に。疋田絞の帯揚げを、帯として。上品なゴールド系でまとめました。

    yukata

    輝かしい一生を送られますように。おめでとうございます。


  • ひとやすみ

    ひどく雨の降る一日となりました。気温も下がり、しばし真夏のひとやすみ。冷たいものばかり摂っていましたが、今日は久々に温かい飲み物を美味しく感じました。真夏のウィンナコーヒー、ウィンナココアもいいものです。

    ひとやすみ、いかがでしょう。


  • 鱗ー本羅ー

    月曜恒例、きものの時間。昨日は本羅の帯(誉田屋源兵衛)を久しぶりに。盛夏を迎えると必ず一回は締めたくなる一本です。本羅ならではの柔らかさ、シルエットの良さが感じられます。縁起の鱗をモチーフにした織りなので、付下げ等と合わせてフォーマルシーンにもよく活躍しました。着物は、定番の変わり絽。麻の帯揚げが装いにポイントを付けます。

    uroko

    この暑さの中、着物を着ることは勿論とても暑いのですが、私は夏こそ着物だと思っています。肩から手首まで覆われている安心感があります。夏ものでなければ味わえない、涼を感じるため素材感、柄、色があります。夏こそ着物です。


  • 盛夏

    盛夏を迎え、本当に暑い日が続きます。緑がもてなす贅沢空間で、涼のひとときを、是非お過ごし下さいませ。

    勢いよく伸びる、もみじの葉が目印です。お車は、隣接するスペースにどうぞ。2、3番以外でしたら、どこに止められても構いません。

    wakaba

    サイフォンコーヒー、生ジュース、ホットサンド、色々お愉しみ下さいませ。フルーツが彩るアイスクリーム、お子様にどうぞ。

    本日のBGMは寺井尚子。近頃は、アリス沙良オットのピアノも気に入っています。

    さて、先月よりご注文をいただいております子供甚平ですが、お作りするまでに少しお時間がかかります。お早めにオーダー下さいませ。


  • 古箔と螺鈿と

    誉田屋源兵衛の帯です。名塩の古箔を使用。螺鈿を織込みました。角度によってキラリと光る究極の作。人間国宝、二塚長生の訪問着と合わせました。糊糸目の直線、こちらも究極。是非近くでご覧いただきたい手仕事です。独特の藍色は、眺めていると引き込まれ、しばし暑さを忘れます。

    osao

    力のある作品を見ていると、これが本当のきものなのだと実感します。語りかけてくるものを受け止めたり、インスピレーションを研ぎすましたり。身に着けるだけでないきものの在り方が、あります。


  • 夏の着尺ー絞りの色々ー

    浴衣としても、夏の着物としてもお召しいただけます。

    どちらも鉄線を表現しました。左は雪花絞り。中心のピンクがポイントです。総柄で大胆に着こなして下さい。

    右は帽子絞り。紫の地色にくっきりと浮き出る白の鉄線が、きれいです。

    sibori

    こちらは、竜巻絞り。地色の滅赤が印象的です。いびつに走る黒のラインがいかにも手仕事の雰囲気。丈の長い半幅帯で、色々な結びを楽しんで下さい。

    tatumaki

    絞りと言っても、様々です。長い歴史のある伝統の技ですから、日本人の心に響くものがありますね。お好みの絞りを是非、見つけて下さい。


  • 6時13分

    6時13分。すでに目覚めている時間でしょうか。夜のこの時間は、まだ明るいですね。素材そのものが貴重になりました。科布の暖簾。藍染めです。デザインはもちろん、落ち着いた色合いも魅力です。

    sinahu

    同じく藍染めの暖簾です。臈纈染め。忘れられない程、印象的です。

    rabbit

    さて久しぶりに出しました。故、渡辺俊明氏の掛軸。「不二千鳥」。ご縁のある方、是非この夏にどうぞ。

    syunmei