もみじの木の周りを、蝶やトンボが飛び回っています。窓ガラスに止まる蝶を、円卓スペースより眺めつつ。
青い羽を広げた時の美しさ、その瞬間に出会えた時の嬉しさと言ったら。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
運転中のBGM、皆さまは何を聴いていらっしゃいますか。
私はこの夏から、森高千里さんの「渡良瀬橋」にハマり飽きることなく流しています。実らなかった恋が美しい風景とともに歌われ、秋が深まる今日この頃、心にさらに染み入ります。渡良瀬橋から見る夕日って、どんなのかなと氷見の夕日を見ながら思います。夕日のグレーがかったピンク色、雲の形も様々でちょっぴり切なくなります。
さて、氷見の番屋街に停まる怪物バス、子供が2歳の頃は、あてもなく氷見の町をぐるぐる周ったものでした。あの頃は、面白くない日、泣きたい日、逆にとても心が穏やかな日、その日その日で違う心の有り様といかに付き合うか必死でした。同じ風景もまるで違って見えたものです。今ではバスに全く興味を示さなくなった子供は、芝生で無邪気に遊んでいますが、怪物バスを見かける度にひとり密かに切なくなるのでした。
皆さまにとって、心が揺さぶられる風景はどこにありますでしょうか?
5歳の息子はすっかり「渡良瀬橋」を覚えてしまい、意味も分からず大人の恋愛を歌っています。「床屋の角にポツンとある公衆電話」なんて、今の子供にはピンとこないかもしれません。シンプルな日本語も魅力です。
普段は大阪在住、今はお盆で氷見に滞在中の裏管理人です。昨日は氷見のイタリアン、ボーノペッシェさんへ。でもメインはカレーを食べました。
ライス、パスタから選べるとのことでしたので、両方取って食べてみました。写真でもわかるように、ちょっと見ではトマトソースみたいですが、香辛料の香りが鼻をくすぐります。辛みは全くといっていいほどなく、日本のカレーともインドのカレーともコンセプトがまるで異なるものでしたが、これが本当に美味しかったです。
たとえば、家で作ったカレーやレトルトカレーをごはんではなく、ゆでたパスタにかけて食べてみるとわかるのですが、不思議なことになんだかひと味足りない。ごはんと食べると美味しいのに、同じカレーをパスタにかけると、何だか味がボケてしまうことが多いです。でも、昨日のボーノペッシェさんのカレーはさすがで、ライスでもパスタでも、どちらも味が濃厚でしっかりとしていました。4歳の息子が、パスタもライスの両方をむさぼるように食べていました。
今月いっぱいは夏のカレーで、来月からまた違うレシピのカレーになるそうです。秋のカレーも試してみたいです。