• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 板締め絞りー小紋ー

    これから金沢にお出かけです。板締め絞り(藤井絞)の小紋に、矢鱈目間道の帯の取り合わせ。ほっこりとした印象で、深まる秋にぴったりの装いです。工芸の雰囲気が漂う帯は、柔らかく締めやすく、表情もシルエットもシーン次第。ニュアンスの変化を楽しめます。

    itajime

    着物でお出かけしたい方、準備のお手伝いを致します。レッスンと併せて、色々にご利用下さいませ。

    ☎0766−74−6218


  • 七五三

    晴天に恵まれた昨日、息子の七五三の儀式を無事に済ませることができました。節目ですので、紋付、襦袢、袴すべてを誂えました。襦袢には、魔除けの鱗柄を。

    uroko

    剣、末広など小物も身につけ、完了です。袴は、白山紬で仕上げました。良い光沢が出ています。雪駄もキリリと、いかがでしょう。

    complete

    さて私は、加賀友禅の人間国宝、木村雨山氏の訪問着に袖を通しました。かつて華子様がお嫁入りされる際に作られたうちの一枚です。地色も柄行きも大変好きで、大きな節目にはこの訪問着と決めています。帯は、誉田屋源兵衛。更紗をモダンに織り出したものです。着物の鶸色ととても相性が良いです。

    front

    今回初めて、和小物さくらさんの、草木染めの帯揚げ(100種類以上あります)を着けました。微妙にシルバーがかった白ですが、草木染めらしい柔からな雰囲気が出ます。グラデーションで集めて、装いのアクセントにいかがでしょう。是非皆様にお勧めしたいアイテムです。

     


  • 蝶ー型染めー

    久しぶりに締めました。型染めの蝶の帯です。茶を基調に、グリーン系、赤系、青系、様々な蝶が表現されています。しっかりした手仕事の雰囲気が好きで、秋深くなるとつい毎年手に取ります。

    butterfly

    今日は茶系の帯締めをしましたが、小物の色でいろいろ表情が変えられるのが魅力です。


  • 赤のスパイス

    早いもので10月も後半です。

    ただ今、サロンのメインテーブルでは、河村の綴れをご紹介しています。白地に、上品な模様が浮かび上がります。着物は、よろけ水玉(型染め)柔らかな雰囲気が印象的です。

    red

    ポイントは、赤を基調にした帯揚げ、帯締めです。キリリとキュートに、赤のスパイスはいかがでしょう。


  • 初つばき

    グッと冷え込んで参りました。今年初めてのつばきにご縁がありました。

    hatsu

    タイミングを同じくして、今秋初めて袷に袖を通しました。毛万筋の江戸小紋に、黒の市松の帯を。シックなコーディネートの際には、帯締めなどの小物には水色が効果的です。

    edokomon

    秋深まり、ようやく袷にちょうど良い気候になりました。


  • 夜空を見上げて

    10月が始まりました。先日のスーパームーンにはご縁がありましたか?

    メインテーブルには、月見をモチーフにしたアップリケ調の帯を、よろけ模様の小紋に合わせてご覧いただいております。赤の観世をポイントに。

    tukimi

    エントランスには、蝋たたきの色無地。橙、緑、赤、さまざまな色がバランス良く調和し主張してます。帯は、無地の織物を。やはり赤系の帯締めを、印象的に。

    rou

    くっきりと夜空に映える月が、楽しみな季節です。

     


  • 小袖帯

    ここ最近、毎日締めております。リバーシブルの小袖帯。結び方は半幅と同じように、しかしワンランク上のものなので、小紋や紬にだけでなく、付け下げに結んでパーティーシーンにも使えます。

    いつも、この結び方を愛用しています。複雑そうに見えますが、同じところにグルグルと帯を通すだけという、いとも単純なやり方です。リバーシブルであること、丈が長いことを存分に楽しんでいます。

    obi

    胴の部分には、ゾウさん。雪花絞りの小紋とも相性が良いです。

    elephant

    もう一点だけ、ウサギと桜のタイプがございます。後ろ姿の表情が豊かになります。是非、手に取ってご覧下さいませ。


  • 赤の妙

    秋晴れ続きのシルバーウィークが終わり、今日は一転曇り空です。

    だんだんと秋の深まるこの時期は、時に半幅の帯を上手く活用してはいかがでしょう。半幅と言っても、カジュアルなタイプではなく、ワンランク上のものを。こちらは、間道と昆虫文のリバーシブル。和のお稽古シーンにぴったりです。細かい絣が魅力の、モダンな大島と合わせました。朱赤の帯締めをスパイスに。

    red

    連休最終日の昨日は、津幡からのお客様が、素敵なお単衣の装いでお越し下さいました。ピンクベージュの小紋に、白の帯、そして真っ赤な観世を締めて。

    木々や葉等の自然の色が、だんだんと褪色化して行く中で、赤の色は殊更映えるのでしょう。秋は、赤の妙を是非お楽しみ下さいませ。


  • 取材帰りに

    先日、『タクト』誌の取材帰りにお寄り下さいました。田畑まなさんです。お母様から譲られた夏大島に、水玉がアクセントの半幅帯を合わせて。グリーンの帯揚げがニクいです。

    バッグは、まなさん作。センターに裂織りの生地を使用し、少し和のテイストが加わった大変お洒落なデザインです。色合いも素敵ですね。

    maru

    花びらを加工して作られたピアスを、髪にあしらって。帯の結びも可愛らしい、トータルの装いです。

    ajisai

    10月10日発売の『タクト』、是非ご覧下さいませ。

    これからも素敵なクラフトを楽しみにしております。


  • 半襟ー単衣ー

    ひと雨ごとに秋の訪れを感じます。

    単衣に袖を通しました。着物は単衣、帯は夏帯というミックスの取り合わせが多いです。組み合わせてみると、意外と色合いや素材感に違和感がないことに気が付きます。

    ちなみに、昨日の装いです。着物は単衣の江戸小紋。地は、市松模様でその中に更に橙色のドットが細かに並んでいます。抹茶色ですが、橙と相まって深みのある色です。帯は紗織の鱗文様。着物の色によって、様々な表情を見せる魅力的な一本。6月から盛夏、今に至るまでずっと活躍しています。小物は、白系でまとめて。

    maccya

    そろそろ衿も、季節に合わせて調整したいところです。絽縮緬、楊流などが単衣向き。襟元も季節感を取り入れる大切な要素です。是非、小物のお洒落もご相談下さいませ。

    eri