• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 雨の朝

    雨の朝を迎えました。玄関では、カタツムリが迎えてくれました。落ち葉も雨に濡れ、艶やかな美しさをたたえます。思わず微笑んでしまう、幸せの瞬間です。

    escargo

    さてエントランスでは、小石丸の色無地をご覧頂いております。袋帯は、誉田屋源兵衛。漆を織込んだ、奥行きのある上質なものです。裏地も凝っています。

    urushi


  • 漆ー誉田屋源兵衛ー

    誉田屋源兵衛作、漆を織込んだ袋帯です。漆独特の、何とも言えない深みのある赤が魅力的です。誰が袖模様をモチーフにした、面白い訪問着と合わせました。どっしりと、しかしお洒落感もあるフォーマルの装いです。

    urushi

    こちらは、鱗柄の江戸小紋に、和紅型の帯の組み合わせ。鮮やかですが、落ち着いた色合いがいかにも和紅型です。酒瓶に杯、新年の装いにもぴったりです。紫地の羽織りで、トータルに仕上げましょう。

    bingata

    年末年始の様々なシーンに、ご自分らしさを大切にしたコーディネートをお楽しみ下さいませ。


  • 深山染めー藍田正雄ー

    大作、力作が五感に響く季節となりました。

    藍田正雄作、深山染めの訪問着です。地模様には、打出の小槌を始めとした宝尽くし文様が、江戸小紋で表現されています。そこへ、裾の部分の暈しが何とも言えない幻想的な美しさを放ち、藍田氏ならではの技が光ります。かつて氏が、全速力を注いだ一枚ということで、今はなかなかお目にかかれない貴重な作風となっています。

    miyamazome

    袋帯は、誉田屋源兵衛「綺羅織り」。古箔の地に、螺鈿を織込んだ逸品です。お太鼓の部分の螺鈿が、キラキラとほのかにきらめきます。

    派手な装いではありませんが、しっかりとした存在感のある組み合わせです。

     


  • 板締め絞りー小紋ー

    これから金沢にお出かけです。板締め絞り(藤井絞)の小紋に、矢鱈目間道の帯の取り合わせ。ほっこりとした印象で、深まる秋にぴったりの装いです。工芸の雰囲気が漂う帯は、柔らかく締めやすく、表情もシルエットもシーン次第。ニュアンスの変化を楽しめます。

    itajime

    着物でお出かけしたい方、準備のお手伝いを致します。レッスンと併せて、色々にご利用下さいませ。

    ☎0766−74−6218


  • 七五三

    晴天に恵まれた昨日、息子の七五三の儀式を無事に済ませることができました。節目ですので、紋付、襦袢、袴すべてを誂えました。襦袢には、魔除けの鱗柄を。

    uroko

    剣、末広など小物も身につけ、完了です。袴は、白山紬で仕上げました。良い光沢が出ています。雪駄もキリリと、いかがでしょう。

    complete

    さて私は、加賀友禅の人間国宝、木村雨山氏の訪問着に袖を通しました。かつて華子様がお嫁入りされる際に作られたうちの一枚です。地色も柄行きも大変好きで、大きな節目にはこの訪問着と決めています。帯は、誉田屋源兵衛。更紗をモダンに織り出したものです。着物の鶸色ととても相性が良いです。

    front

    今回初めて、和小物さくらさんの、草木染めの帯揚げ(100種類以上あります)を着けました。微妙にシルバーがかった白ですが、草木染めらしい柔からな雰囲気が出ます。グラデーションで集めて、装いのアクセントにいかがでしょう。是非皆様にお勧めしたいアイテムです。

     


  • 蝶ー型染めー

    久しぶりに締めました。型染めの蝶の帯です。茶を基調に、グリーン系、赤系、青系、様々な蝶が表現されています。しっかりした手仕事の雰囲気が好きで、秋深くなるとつい毎年手に取ります。

    butterfly

    今日は茶系の帯締めをしましたが、小物の色でいろいろ表情が変えられるのが魅力です。


  • 赤のスパイス

    早いもので10月も後半です。

    ただ今、サロンのメインテーブルでは、河村の綴れをご紹介しています。白地に、上品な模様が浮かび上がります。着物は、よろけ水玉(型染め)柔らかな雰囲気が印象的です。

    red

    ポイントは、赤を基調にした帯揚げ、帯締めです。キリリとキュートに、赤のスパイスはいかがでしょう。


  • 初つばき

    グッと冷え込んで参りました。今年初めてのつばきにご縁がありました。

    hatsu

    タイミングを同じくして、今秋初めて袷に袖を通しました。毛万筋の江戸小紋に、黒の市松の帯を。シックなコーディネートの際には、帯締めなどの小物には水色が効果的です。

    edokomon

    秋深まり、ようやく袷にちょうど良い気候になりました。


  • 夜空を見上げて

    10月が始まりました。先日のスーパームーンにはご縁がありましたか?

    メインテーブルには、月見をモチーフにしたアップリケ調の帯を、よろけ模様の小紋に合わせてご覧いただいております。赤の観世をポイントに。

    tukimi

    エントランスには、蝋たたきの色無地。橙、緑、赤、さまざまな色がバランス良く調和し主張してます。帯は、無地の織物を。やはり赤系の帯締めを、印象的に。

    rou

    くっきりと夜空に映える月が、楽しみな季節です。

     


  • 小袖帯

    ここ最近、毎日締めております。リバーシブルの小袖帯。結び方は半幅と同じように、しかしワンランク上のものなので、小紋や紬にだけでなく、付け下げに結んでパーティーシーンにも使えます。

    いつも、この結び方を愛用しています。複雑そうに見えますが、同じところにグルグルと帯を通すだけという、いとも単純なやり方です。リバーシブルであること、丈が長いことを存分に楽しんでいます。

    obi

    胴の部分には、ゾウさん。雪花絞りの小紋とも相性が良いです。

    elephant

    もう一点だけ、ウサギと桜のタイプがございます。後ろ姿の表情が豊かになります。是非、手に取ってご覧下さいませ。