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  • 展示スペースにてーきもの編ー

    ただ今は、こっくり秋のイメージで展示しております。

    『和楽』11月号はご覧になられましたか?表紙の鈴木京香さんがお召しの色無地が、まずとても素敵なこと!中のきもののページも、どれも上質の絹物でしか染められない色ばかり、その色も大変スタイリッシュで美しいものばかりでした。読むやいなや、すっかり二階を『和楽』仕様に、こっくりスタイル模様替えした社長でした。鼠、茶、黒をテーマに魅せております。

    kijyaku

    右は結城の無地に、櫛織りの袋帯を合わせました。この帯、なんとリバーシブルです。

    sarasa

    まるで天目茶碗のような訪問着、地模様には糊をたたきのように置く加工を施して。名門、織悦の更紗文様の帯と合わせれば、誰も真似できない究極フォーマルに仕上がります。

    お問い合わせは0766-74-6218まで。


  • イメージチェンジ

    月曜日にご紹介しました組合わせ、着物と帯はそのままで、今日は帯揚げと帯締めを変えてみました。グレーを基調に、少し落ち着いた印象です。さて、皆さまはどちらのコーディネートがお好きですか?

    和装の組合わせは、その日の気分やシーンによっていろいろ変えることができて、本当に楽しいです。

    月見


  • ビロードの、黒い羽織りコート

    さて今年も、ビロードの黒の羽織りコートを楽しんでおります。昨年も好評をいただきましたこちらの羽織りコート、今年も引き続きご予約を承っております。一度袖を通したらくせになる生地の心地よさ、軽さ、シルエットの美しさ…。からだの動きにぴたりと添ってくれます。柄の付け方が、またお洒落なのですよ。是非、当店でご覧になって下さいね。

    黒羽織

    黒の羽織りと決めた日は、帯で少し華やかさを出すようにしてます。この日は、渋い緑地の江戸小紋に、臈纈染めの帯を締めています。全体的に落ち着いた色目ですので、帯の赤や黄色などでポイントをつけました。帯もシックに決めたい場合は、バッグやお草履にビビッドな色を配置してもいいですね。羽織りの黒を活かしながら、とにかく一カ所、アクセントをつけると素敵だと思います。


  • 素夢子にて

    さて、展示会の帰りは、久しぶりに譽田屋さんの経営する古茶屋 素夢子に立ち寄りました。韓国のお粥、お茶、漢方ケーキ、お菓子など本格的な味が楽しめます。柿渋で統一された店内は、一瞬にして異空間に入り込んだような、独特で落ち着いた雰囲気です。この日は残暑が厳しく、韓国冷麺をいただきました。ソバ粉とイモデンプンを折込んだ麺に、少しピリ辛のつゆと、お野菜を絡めて。夏だけの限定メニューです。

    九月に入っても日差しの厳しい日には、変わり絽の着尺をよく纏います。無地のように見えますが、実は柄があります。色も、白でもベージュでもない微妙な色。何となくボヤボヤと、はっきり実態のない雰囲気が(笑)気に入っています。譽田屋さんの本羅の帯を締めて。母の代からの愛用品です。帯は、長い時間をかけて身に付けると本質がよく分かります。この帯は、打ち込みがしっかりしているので、どれだけ時間が経ってもびくともしませんし、デザインもまったく古びませんね。むしろ、新しい感覚を覚えるほどです。

    絽

    籐のバッグも、まだまだ活躍します。

    籐

    暑い中、着物を纏うことは大きな我慢ですが、その我慢こそ日常にメリハリを持たせる良い刺激でしょう。着物に限らず、きちんと身支度をして、どこかに伺い神経をフルに使うことは大切ですね。


  • 今秋は、紫系が人気です

    こちら、お客様がお持ちだった白生地を単衣用にと染めたものです。きれいな藤紫ですね。もちろん、お客様のお好みがそれぞれありますが、今秋は紫系が人気です。春単衣にも秋単衣にも着回しができますし、華やかさと上品さがあります。今年の秋は、紫にチャレンジされてはいかがでしょう。

    紫色無地


  • 男の子の四つ身

    今夏、男の子が誕生され、節目に正式のお着物を揃えられたお客様がいらっしゃいます。贅沢なお誂えを、少しご紹介します。

    加賀は手描き友禅の四つ身一式。着物とお揃いの羽織も、素晴らしいですね。

    20100901_2

    鱗模様の襦袢は、何とも言えない素敵なお色です。袴ももちろん別注ですが、ここでは勿体なくて、全部お見せできません。

    20100901_1

    いつか、成長された男の子が、一揃えを纏う日がやって来た時に…。

    お楽しみは取っておきましょう。


  • 麻の紺色の帯揚げ

    今夏、好きでよく組み合わせました。鮮やかな水色の夏大島と、芭蕉布。ここで大活躍したのが、麻素材の紺色の帯揚げです。紺という色だけでなく、麻の素材感が、大島の水色と芭蕉布のベージュ系をうまく調和させました。着物も帯も織物の場合、帯揚げは縮緬のような柔らかい素材にするよりも、麻など少しざっくりした素材を合わせると、全体がまとまるようですね。ほんの少ししか見えない帯揚げですが、色だけでなく素材選びもコーディネートの重要なポイントです。紺色は、困ったときのお助けアイテム。着物と帯の色がケンカしそうになったら、紺色を合わせてみてください。それから、グレーも中和色に最適です。

    大島


  • 麻の帯

    ただ今のエントランスです。色無地に麻の名古屋帯を合わせて、秋単衣の装いに。幾何学模様がお洒落な帯は、紬から小紋、色無地までシーンに合わせていろいろに楽しめます。5月から9月半ばまで長い期間、活躍します。

    写真では分かりにくいのですが、色無地は、地模様がとても素敵なんですよ。是非、店内でご覧下さいませ。

    2010823


  • 帯留の彩り

    今月は、母も着物を着る機会に恵まれましたが、そのたびに帯留をいろいろと楽しんでおりました。

    例えば、芭蕉布の帯には琥珀を合わせて。着物は夏大島です。

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    羽田登喜男作、友禅の染め帯には珊瑚の赤を効かせて。 着物は芭蕉布。平良敏子さんの作ですが、珍しい紺系のもの。年月を経て、だんだんと良い色に落ち着いてきました。

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    芭蕉布については、『平良敏子の芭蕉布』を是非ご覧下さい。