まずは、花の名前を─ある社長の金言─

松葉さんでお寿司を召し上がった後、当店に必ず立ち寄られコーヒーをお楽しみになる社長さんがいらっしゃいます。とある、とても有名な酒造会社の社長さん。先日は素敵なエピソードをお聞かせ下さいました。

20代の頃からご自宅で花を育てたり野菜を育てたり、実のなるものは、ご自分でその成長を確かめていらっしゃるとのこと。新入社員には、まずそれらの花の名前をすべて覚えさせるそうです。全部覚えたら今度は、仕事帰りに必ず30分は華道のお稽古に通わせるとのこと。なぜか。営業先で、玄関に飾られている花の名前さえ分からず、愛でることができなければ、お客様との会話が始まらないから。商品知識よりも、まずは花の名前を。人間同士の会話を、ということでした。

さて次回はどんな金言が飛び出すのか、いつもお会いするのが楽しみな社長さんです。