テーマは命─植物園園長の金言─

以前にもブログでご紹介しました氷見の海浜植物園では、夏休みの時期には毎年、蝶とカブトムシ展が開催されています。先日は、園長さんの信念を伺うことができました。植物園のテーマは「命」、それは絶対にブレないモットーなのだそうです。 蝶とカブトムシ展を初めて試みた年は、カブトムシの足をもぎ取ってしまう子供がたくさんいました。心の痛いことですが、この子たちが成長して、いつか命の大切さに触れた時に、足を取られたカブトムシのことを思い出してくれればいい、そのことを悔いてくれればいいという願いを込めて、この企画を継続したとのこと。

今年で4年目、注意する見張りがいなくても、不思議とカブトムシをいじめる子供が減ってきたそうです。「人間の集団行動って不思議ね。信念を持って続けてみれば、だんだん良くなっていくわ。」と園長。まさに、継続は力なり。 土日は、押し花教室もあるそうです。きれいな蝶を見るのも、カブトムシと遊ぶのも、押し花にチャレンジするのも、ずべて命の体験、命の学びです。

今年の夏は、親子で家族で命のあり方を確認してみてはいかがでしょう。蝶とカブトムシ展、今月31日までです。