二代目と三代目

先日、学生落語を聴きながら、故二代目桂春蝶さんのことを思い出していました。私は、CDでしか春蝶さんを知ることができませんが、落語を好きになるきっかけを与えてくれた落語家さんです。透き通った声とチャーミングな調子に、いつも元気づけられていました。時々、無性に聴きたくなるのが「猫の忠信」というお噺。ぬくい刺身なんておもしろい言葉が出てきます。お刺身は、冷やしていただくものですが、どうしてあたたかいのでしょうねぇ。気になる方は、CDでお確かめ下さい。

さて今年、二代目のご子息が三代目春蝶を襲名されるそうです。ご子息の落語は、余韻としてじんわり心に残る心ポカポカ落語でございます。古典が大変にお上手で、私は「七段目」が気に入っています。それから、お着物がよく似合われます。特に、真横から見た立ち姿は非常に美しい!羨ましいなぁと、いつも思います。寄席に行かれた際には、見逃さないようにしてください。真横の立ち姿です。

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