先週より、月見の帯を提案しております。月の美しい季節に、是非お召しいただきたいですね。優しい雰囲気の、千鳥格子の着尺と合わせて。お茶会やお食事、観劇にもいいでしょう。ポイントは、白地に赤い絞りの帯揚げを。少しだけ見える赤がキュートです。
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吉数の彩りー雲取りの振袖ー
赤や白など、明るい色の着物ばかりをきれいだと感じていたその昔、この振袖の良さが解りませんでした。地色の深みや、雲の彩りのバランス、大きさのバランス、纏ったときのバランス、桶絞りの集大成です。今となれば、雲取り文様だけで一枚の着物を仕上げる難しさを、ひしと感じます。かっきりと美しい雲たちが、吉数の「八」の格好でもくもくと上昇する様子が格調高く表現され、いかにも成人の門出のための振袖です。着る人の、これからの素敵な人生を思ってつくられたのだと想像します。
さて昨今、ただ色違いの花柄ばかりの、生地もペラペラした振袖が目立ちますが、それらは、着る人にきちんとしたメッセージや意味を持っているでしょうか。色がきれいだとか、模様が好きであるといったことは、もちろん重要な要素ですが、せっかく人生の節目になる着物ですから、作り手からのメッセージを受け取ることのできる一枚を、この世に一枚しかないような、ご縁があったと感じられるような振袖をお召しいただきたいです。
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藤井絞の…さて、何でしょう
この度、いかにも藤井絞らしい、いかにも伝統的な、これぞ絞りと言った絹物を仕入れました。さてこれは一体何でしょうか。白と赤の古典調子、きっちりとした職人の技、絞りの神髄です。その全貌たるや、贅極まるひと品でございます。
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バティックのストール
シルクのストールが人気です。インドネシアのバティックをほどこしました。手描きならではの上質感、存在感でワンランク上のコーディネートを。大判なので、和装の時にふわりと肩にかけて楽しむこともできます。シワになりにくいので、旅行でも活躍しますよ。
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絞りのハンカチ
当店のベストセラー、絞りのハンカチ。この度、久しぶりに新柄が入りました。一番左の紺色は、復刻色。オススメです。
一枚千円という手頃感から、贈り物にされるお客様が多いのですが、近ごろは観光でふらりとお立寄りになる皆様が、お土産にまとめて購入されることが増えました。このハンカチは、いかにも観光土産ではないところがいいんです。お魚の美味しい氷見という所に行ってきたけれど、お魚だけじゃなくて、ハットリくんだけじゃなくて、ちゃんとしたギャラリーもあって、ちょっと珍しいきれいなハンカチもあったのよ、さぁ、好きな色を選んで!という感じで。氷見でのエピソードに、お洒落が加わって、とてもいいんです。
ハンカチというものは不思議なもので、人からいただくと何だかとても嬉しいものですね。一枚一まいに、思い出が込められていたりして、オーソドックスですが永遠のアイテムではないでしょうか。