連休を過ぎてからは、単衣に袖を通しています。春単衣の時期に活躍する帯が、白あげの花織です。今日は雪花絞りの着物に合わせましたが、着物によって様々に表情が変わるのが面白いです。無地感ならではの魅力でしょう。
さて今年も塀囲いから、もみじの青葉が顔を見せています。まだ新芽の部分もあり、これからの成長にワクワクしています。
本日のBGMは、ウィーンフィルの演奏のいろいろを収めたものです。久しぶりにモーツァルトを流しています。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
この度の熊本での地震は本当に衝撃的でした。小さな日本列島で、今自分の住んでいるところが被災しなかったことが不思議であり、同時にいつ同じ災害に遭うかも分からないという危機感も感じます。一日でも早い復興を願うばかりです。
先日は、息子の通う幼稚園の園児のお母さんが43歳で他界されました。急死でした。個人的な親交はありませんでしたが、いつも明るく元気な方で、いつかゆっくりお話をしたいと思っていました。
突然の変化、ある瞬間にふと訪れる別れ。今この時に生かされていることを考えさせられる一ヶ月でした。なんとなく切ない心とは裏腹に、庭のもみじは更に青々と、春雨の中カタツムリはイキイキと。何が起ころうとも、自然は変わらず日常の営みを続けています。