朝晩と涼しくなり、秋の足音です。前庭のもみじも、少しずつ秋の雰囲気に。
桔梗、菊、もみじ等、秋の草花を優しく描いたタペストリーです。人気のミニサイズ、いかがですか。
ふくろうに紅葉、月が印象的です。お洒落なロングタイプでお楽しみ下さい。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
アンティークの時計が、修理から一年半ぶりに帰ってきました。所定の位置にぴったりと。再び時を刻み始めました。
同時に私の腕時計も動き始めました。育児が始まってから、息子を抱っこすることばかりで時計やアクセサリーとは疎遠になっていました。気がつけば息子は、しっかりと歩ける年齢に。携帯で時間を確認する数年間でしたが、やはり腕時計はいいものですね。自分の一部として心強い存在です。
時計を眺めるていると、それぞれ顔もシルエットも印象も様々で、まるでたくさんの人を見ているかのようです。時を刻むスピード、知らせる音色も様々で、人そのもの。時計熱が再びわき起こって参りました。
キャビネットの中です。マイセンのコレクションからアンティークガラスの色々に。こうして盛夏を迎えます。グラス、爬虫類の形をした砂糖入れ、リキュールセット…。
3歳になる息子に声をかけます。「お道具が変わったよ。」自分の声と重なって、かつて自分が3歳だった頃、同じことを言った母の声を思い出しました。窓からの日差しとガラスが共鳴して、キラキラしていたこと、展示場に入ると、向こうが透けて見えるきれいな着物がたくさんあったことも。子供ながらに感じていた夏の到来。連続した記憶が甦りました。
もうすぐ水無月も終わりです。今年はどんな夏になりますでしょうか。
今日は梅雨の空模様です。すっきりしないこんな日は、美味しいジュースでもいかがでしょう?有機栽培のオレンジが入りました。100パーセント生ジュースをお楽しみ下さいませ。
玄関、風の通り道には風鈴。国宝、魚住為楽氏の作です。
いつもはディスプレイに使われているピアノ、久しぶりに開けてみました。随分と調律をしていないので、鳴らない音もあります。フランス製のアンティーク「エラール」、本象牙の鍵盤も貴重です。
香は京都堀川製「宝輪」。BGMはフジコへ•ミングのヴェートーヴェンです。
五感でサロンを味わって下さませ。