• カテゴリー別アーカイブ あれこれ
  • もみじ、再生

    猛暑となりました。

    ふわふわとボリュームのあるもみじの木の中に、弱ってきたものがあります。枯れていて、切らなくてはだめかと思っていましたら、新葉が出てきているとのこと。再生に向け、しっかりと命を保っています。

    朝、しっかりと水をやりながら自分自身をも力づけて。

    暑さとうまく付き合いながら、夏のきものを楽しみたいです。

    夏も、絲穂にてお待ちしております。もみじを目印に、どうぞ。

     

     


  • 古樹茶の会ー祖母を想ってー

    祖母が生きていれば、六月三日は誕生日でした。

    藤田泉先生の中国茶会にご縁がありました。素晴らしい茶杯で中国の貴重な古樹茶をいただき(今回はプーアル茶と紅茶でした)、時間の経過によって変化する香りと風味に、ご縁の不思議を感じながら。

    先生手作りのお茶請けとともに。草もちは、きっと祖母のお気に入りだろうとお仏壇のお土産に。

    祖母、母、私と三人で愛用の首里花織りの帯を締めて。

    お茶と、人と、空間と、様々な出会いが重なった善き日でありました。藤田先生のお茶会、帰りはいつも心が「行って良かったー!」と叫びます。


  • もどらず山

    渡辺俊明氏の秘蔵本「もどらず山」が、残っていました。

    数十年前に、限定数のみ作られました。

    珍しいものがたり本です。

    心に訴える画風とメッセージは、氏が亡くなられた今も、多くのファンを魅了しています。

     

     


  • 畳、入る

    秋晴れの日曜、新しい畳が入りました。

    前日から、これまでの畳に感謝し、大掃除をし、新しきを迎えました。気分は、どことなく婚礼準備です。

    最後の一枚がピタリとハマった時は、何とも言えない感動的な気持ちでした。和紙の畳、今日も心地よい香が漂っています。

    どうぞ、お上がり下さい。

    しっとりと、こっくりと、秋の装いが揃っています。


  • 喫茶去

    数日、暖かい日が続きました。

    雪解けて、残るは折れた木と枝ばかり。駐車場の掃き掃除に暮れました。

    今日は雨。今も強く降っています。

    まだ20代だった頃、お茶のお稽古に伺うと、床の間に「喫茶去」の掛物。お茶でも一服いかがですか。という意味だと、その時初めて知りました。三文字の潔さが印象的で、以来ずっと好きな言葉です。

    なぜか今日は、ふと「喫茶去」を思い出しました。

    お抹茶も点ててみました。

    サロンスペースには、黄色のスイートピ。

    二階には、庭に咲いた椿。

    お手洗いのお花も、今日は気に入っています。

    BGMはアマポーラ。

    おもてなしの初心に返ります。喫茶去。