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  • 梅雨の晴れ間に──香雪美術館へ

    4月15日のブログでもご紹介しました香雪美術館。現在は「花鳥風月の美ー応挙から仁清へ」と題し、室町江戸期の絵画、工芸品が展示されています。有名な、酒井抱一の十二ヶ月花鳥図押絵貼屏風をはじめ、尾形乾山、円山応挙、尾形光琳など、いわゆる琳派と呼ばれ、着物の図案にもよく用いられるものばかり。個人的には光琳の鶴をモチーフにした一連の作品が好みです。蒔絵の硯箱は見応えがあります。

    前庭の緑が美しい香雪美術館、雨上がりには雨粒が光り、なお一層の風情がありました。

    7月19日まで。ご縁のある方は、是非足をお運び下さい。美味しいお菓子とお薄もいただけます。


  • 明治•大正 染織展

    7月3日(土)〜5日(月)の三日間、氷見市海浜植物園にて、明治•大正 染織展を企画しております。明治、大正の頃の打ち掛け、留袖、振袖など約50点を展示致します。併せて、生前祖母が時代裂、古布を使って製作したミニチュアの着物、作品の数々もご覧いただく予定です。皆様のご来園、お待ちしております。

    という訳で、今月に入ってからは蔵に長い間眠っていた打ち掛け、留袖などを出してきて、風に当てたり、状態を確かめたりという仕事を始めました。当時の染織は素晴らしいですね。色も柄も、その時代の特色が出ていて素晴らしい。日本人の辿ってきた道に、畏敬の念を感じながら作業をしています。

    祖母は、いつも勉強熱心な人でした。興味のあることには、とことんまでやる人でした。本で見ているだけでは足らず、実際の染織作品を集めること、また歴史的価値のある布で自ら作品を作り上げることに、大きな情熱を注いでおりました。呉服を生業とするからには、後世に残すこと伝えることをやるべきだという祖母の姿勢は、幼い頃から感じていました。

    蔵にある作品のいろいろを眺めていると、祖母のやりたかったことが、はっきりと分かります。子供の頃には分からなかったことも、今ようやく。祖母が残してくれたものに感謝をしながら、7月に臨みます。皆さまの心に残るような時間を提案できればいいなと思っています。


  • うつぎの花

    店内、6月はうつぎの花が皆様をお待ちしております。白からピンクに変化する、愛らしい花です。順々に咲いて行くのが、楽しみですよ。

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    タペストリーには、あじさいのような花が入っております。グリーンがきれいです。

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  • 緑の重なり

    お気に入りの景色です。緑が美しく重なり合っています。毎年様子は違うのですが、今年のもみじは、葉の先まで養分が行きわたり瑞々しい印象です。大きな葉の間から、これから成長しようとしている赤い小さな葉が顔を見せ、心を和ませてくれます。

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    グ〜っと手を伸ばしているような枝もあります。なんだか、頑張れーと声をかけたくなります。

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  • ピラティスの時間

    先月より、木花咲耶姫さんでのピラティス教室に通っています。結構、ハマっています。おへそをぐっと上に持ち上げ、背筋を真っ直ぐにした姿勢をキープしながら、いろいろなポーズをとります。寝た状態で行う動きもあります。お腹から胸にかけての、身体のコアの部分、インナーマッスルが鍛えられます。自分がガイコツになったつもりで、骨の一本一本を意識しながらの動きなので、イメージを働かせることが重要になります。さらに、胸式呼吸と合わせるので、けっこう頭を使います。動き自体はハードではありませんが、しっかりと身体の内側に効いているのが分かります。

    さて、ピラティスを始めてから、普段の生活の中でも姿勢に気をつけるようになりました。着物を着る時の意識も変わりましたし、立ち居振る舞いがスムースにできるようになりました。先生のお話しでは、ピラティス上級者は、着物を着ても着崩れしにくいそうです。身体の軸の部分がしっかりしているので、無駄な動きをしないのだそう。衣と身体が、自然と同じ動きをするのでしょうね、きっと。軸は大切ですね、やはり。

    毎週金曜日、朝10時半より1時間です。興味のある方は、是非トライしてみて下さい。少人数制なので、ご予約を。先生がとてもチャーミングな方です。


  • 風の通り道

    玄関は、風の通り道です。これから暑くなる季節には、爽やかに風が吹き抜け、ホッとする場所です。

    鈴のついたこの暖簾は、風に吹かれると可愛く鳴ります。お客様をお見送りする際の助六下駄は、赤い鼻緒がきれいなのでいつもここにあります。

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  • 『美しいキモノ』

    『美しいキモノ』夏号が出ています。前からも後ろからも読めるようになっています。

    ひとまず、後ろから開いてご覧下さいませ。当ブログでよくご紹介しております、染めの百趣矢野さん(10ページ)、野口さん(16 ページ)、藤井絞さん(34ページ)、織楽浅野さん(64ページ)が載っています。

    素晴らしい作品の数々、それぞれの作風を、是非お楽しみ下さい。


  • くろちく倭美坐

    祇園町は八坂神社のほど近くに、くろちく倭美坐という名のビルができました。最上階は一泊22万円の高級ホテル。二階は、人気の都路里。いつも階下まで行列ですね。一階では、くろちくさん始め、和小物のいろいろが楽しめます。

    オススメは地階にありますRIVA SPA。指圧、オイルマッサージ、足ツボなど、疲れた体を癒してくれるサロンです。中でも、宝石岩盤浴はやんわりと温かい温度で、じ〜んわりと血行を促進してくれます。気持ちいいですよ。店内のゴージャスな雰囲気に、しばし現実を忘れます。男性も是非どうぞ。