マイワードローブ:その2

今日も引き続き、ワタクシゴトの着物を紹介させていただきます。江戸小紋の着回し編。

袋帯を合わせた場合、パターンAの帯締め帯揚げできっちりフォーマルをつくります。 初釜の日はこの組み合わせです。

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フォーマル感はそのままで、袋帯よりトーンダウンしたい時は本疋田絞りの名古屋帯を合わせます。 この帯は私にとっての万能帯で、困ったときはこの帯に頼ります。 頼りがいのある、きちんと名古屋が一本あるととても助かりますよ。

お茶会や歌舞伎鑑賞の際は、小物はパターンAでフォーマル感をキープします。

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友人とレストランにディナーなどの機会には、少し色を入れて。小物はパターンDに変えます。

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結婚式の二次会や立食パーティには楽譜の帯で楽しみます。 パターンBの小物で、グッと締めます。

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普段使用には、チェック柄の紬の帯で軽快に。黄色い帯を合わせた時も、紺の帯締め帯揚げがバッチリ挿し色になります。

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江戸小紋の着回しはいかがでしたでしょうか。私はいつも抑えた色の着物を着ています。洋服もそうです。夏になれば白っぽいものが増えますが、基本的には黒やグレーや多いですね。着物の場合は特別に思われるかもしれませんが、箪笥の中の色合いは、着物も洋服も同じではないでしょうか。

若いのにそんな地味な色をと言われることもしばしばあるのですが、私はおそらく今後もずっとこんな色が好きだと思います。それは、年齢の問題ではなく私自身が違和感なく自分らしくあることのできる色だからです。

80歳でもピンク色がよく似合われる方もいらっしゃいますし、似合う色というものに年齢は関係ない筈です。大事なのは、自分らしい色を見つかられるかどうか。帯締め帯揚げの組み合わせも、人それぞれ雰囲気で違いますから、好きで長く付き合って行けるアイテムを選んで下さい。


マイワードローブ:その2への2件のコメント

  1. アバター 上田仁美
    上田仁美 コメント投稿者

    いつも色々な情報を教えてくださって、ありがとうございます。
    ホームページ、とっても素敵ですね。楽しませていただきました!
    江戸小紋の着回し編もすごく参考になります。自分の持っている着物の数が少なくても、帯や小物だけでこんなにもおしゃれに楽しめるのですね。
    あれとこれと組み合わせて・・など、たくさん想像が膨らみます。
    また、相談にのってくださいね!!
    いつか、旅行を兼ねてお店の方にも遊びに行ってみたいです。

    • アバター miccho
      miccho コメント投稿者

      コメントをありがとうございます。きものの組み合わせは、想像しているだけで本当に楽しいものですよね。またいろいろとコーディネートを考えながら、充実した時間をご一緒に!!