初めて、ひとりで締める名古屋帯

先日、お寺のお嬢様が着付けの練習にいらっしゃいました。お着物は、着慣れていらっしゃるのでナチュラルな着姿です。その日は、名古屋帯を初めてひとりで結ばれました。誰しも苦戦するまくらの部分、お太鼓のかたち、クリアすべきハードルも若さで乗り切られます。帯は、計ったように完璧なかたちになるよりも、ちょっと曲がったりしている方が愛嬌があっていいのかもしれないと、最近は思います。帯によってうまくかたちが作れない場合でも、その柔らかさや素材感が活きていることが本当ですよね。

megutyan