• 宝物

    先週、氷見の久目地区にて久目アートデイが開催されました。

    黒板アートの企画があり、息子が生まれた時からの仲良しグループで挑みました。

    小学校最後の思い出作りです。テーマは「宝物」。

    12年間の思い出を、数枚の写真のようなレイアウトで表現しました。クーラーのない部屋で朝から夕方まで。気持ちをひとつに描き上げました。仕上がりを見て、これまでの思い出が走馬灯のように。この仲間で12年間、積み重ねた月日は確かなものであったことを改めて感じました。まさに絆という「宝物」です。

    皆様にとって、宝物は何でしょう?

    今年の夏は、お客様とお着物でお出かけする機会も多く(とても暑い中でも!)

    毎回充実しており、こちらの絆も宝物です。

    今月いっぱいで喫茶を終わりますが、これまでの出会い、お客様の流れ、すべて宝物です。

    毎日お店を開けられること、季節の移ろいを感じながら過ごせることも、すべて。

    これからの絲穂も、皆様にとって宝物の一部となれますよう。

    私たち自身が、日々を宝物だと感じながら参ります。

     


  • すくい織

    残暑は続きますが、朝はいくぶん涼しく日暮れが早くなりました。

    ホタル絞りの小紋に、すくい織の帯を。

    少し透け感のあるすくい織は、お単衣の時期にぴったりです。

    白地の帯は、ちょっぴりフォーマル感を出したい時にお勧めです。

    帯揚げは楊流。帯締めは紫と深い黄色のリバーシブルです。

    エントランスにてご覧下さいませ。


  • 喫茶営業を終わります

    喫茶を始めて40年余、沢山の皆さまにご来店いただきました。沢山のご縁をいただきました。本当にありがとうございます。

    この夏8月末日をもちまして、喫茶の営業を終わりに致します。

    サロンスペースとしては、このまま残します。お着物をお求めのお客様とゆっくりじっくり過ごすスペースと致します。

    そして、お客様とご一緒に、お着物を纏って楽しむ時間を沢山作って行きたいと思います。

    9月以降は、ご予約にてご来店下さいませ。

    これまでのご縁と、これからのご縁に感謝致します。

    今日も暖簾をくぐって、是非お入り下さいませ。

     


  • 掌の宇宙

    連休が終わり、今日からまたスタートです。

    肌寒さは残りますが、昨日からの雨は上がりそうです。

    連休には大阪の藤田美術館にて、念願の曜変天目茶碗にご縁がありました。実物の瑠璃色は吸い込まれる美しさで、あらたかな佇いでした。手のひらの宇宙です。

    曜変天目を現した、誉田屋源兵護さんの帯にも遭遇。

    懐の宇宙です。

    改めて、文化の力を感じた日でした。

     

     

     


  • 帯の彩り

    そろそろお単衣の装いを想います。

    (左)着物は、柿渋染の無地。地模様が浮かびます。

    帯は江戸小紋師 藍田正雄作「引き杢」

    (中央)着物は誉田屋源兵衛「麻世妙」麻と絹の質感が魅力です。帯は織楽浅野「リヨン石榴」

    (右)保科祐彩作、江戸小紋。帯は誉田屋源兵衛作「古箔」。

    着物は無地感のタイプに、帯で様々に表情を変えてお楽しみ下さい。