二月特有の寒さが戻りましたが、店内は、春の色を豊かに配して。
美しい水色の長井綾紬には、ガーデンを刺繍で表現した帯をのせて。
六角菱を臈纈で手描きした小紋に、型絵染めの蝶の帯を。
色彩が美しく、上質で楽しい装いです。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
1月17日、氷見芸術文化館にて五嶋みどりさんのヴァイオリン演奏会がありました。
お客様と共に、新年の装いを思いおもいに。
ゴールデンムガの訪問着に、東京友禅の染帯を。
藤井絞の付下げに、北川絋絵作の綿織の帯を。
バッグは和小物さくらのスエードバッグです。
北守のり子作型絵染の着物を、初下ろししました。
同系色の帯と合わせて、イエローのイメージで。
演奏の前に行われたみどりさんのトークイベントでは、パンデミックの間に、ネットやSNSで更に沢山の情報が共有できたり人同士がコミュニケーションできるようになった一方で、世界を見れば、うまくコミュニケーションができていない部分がある、という言葉が心に残りました。
ピアニストのイェヴァ・ヨコバヴィチューテさんとの演奏はとても素晴らしく、本物の持久力を感じました。シンプルな強さ、崇高さも。みどりさんのお人柄が伝わりました。大満足の夜となりました。
これから、『道程』をゆっくり読みます。
たくさん降った雪も、今はひと段落です。
年末は12月30日まで、年始は1月3日から始めます。
この週末はクリスマスでしたが、皆さまにプレゼントは届きましたか?
「Present」=今の意味がありますから、いつも今日という日は贈り物だと思っています。毎日お客様とのご縁が様々にあり、積み重なってここまで来ることができました。ありがとうございます。
贈り物の日々を大切に、今年も最後まで、明年も引き続き、
宜しくお願い致します。