• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 辻が花の訪問着

    辻が花の訪問着です。今年は、辻が花図案の着物がとても人気です。特に、若い方の需要が目立っています。図案に飽きが来ないことや、地色が落ち着いていることで、年をとっても長く着られるということですね。お嫁入りの一枚にも、売れ筋です。こちらは、いかにも辻が花らしい兎の図案が美しく、お客様の目をよく引いています。二階の展示場で、どうぞお楽しみ下さい。まるで、この着物用に誂えたかのようにぴったりの袋帯も、必見です。

    tsujigahana


  • 辻が花の帯

    秋が深まり初冬が近づくと、辻が花に惹かれます。こっくりとした色合いや、辻が花独特の模様はいかにも日本の美という趣きです。安土桃山から続く古典模様であり、古典技法ですが、いつ見ても新しくモダンな感じがします。今月は、エントランスでたくさんのお客様が、この帯に釘付けとなり、なかなか中に入っていらっしゃらないという(笑)場面もありました。辻が花は、永遠のテーマですね。

    辻が花


  • 徳田義三の袋帯

    ただ今、店内はパーティーシーンに活躍するコーディネートを提案中です。地模様が面白い色無地に徳田義三の袋帯を合わせて、あか抜けた雰囲気に。徳田氏の帯は、織り出す文様は古典そのものなのですが、配色やデザインが非常に斬新です。黒留袖や、色留袖、訪問着にもうまく合わせて、現代風の素敵なコーディネートを楽しんでいただきたい帯です。

    tokuda


  • 米沢進之介の「色紙」

    米沢進之介氏の付下げ「色紙」です。現代的な色遣いと、控えめな柄でとても気に入っています。帯合わせが実はとても難しい着物なのですが、音符の帯がぴったりときましたので、この度のパーティー仕様に致しました。氏の付下げや訪問着は、そもそも地色が日本的な雰囲気から少し離れているので、帯はいかにもフォーマルのものより、フォーマルさの中に洒落感があるものや、渡りの柄を配したものが合います。ひと味違ったコーディネートを楽しみたい方に、おススメの作家さんです。

    sinnnosuke

    さて今回の晩餐会は、三國さんご自身とお話ししたり、記念撮影をしたり、世界的に有名なシェフを身近に感じることのできるチャンスでした。三國さんは、気さくで自然体、包容力のある素敵な方でした。いただいたお料理がみな、美味しいばかりでなく優しいお味だったことが、よく解りました。


  • 熊谷好博子の「紅葉狩り」

    母の愛用品です。熊谷好博子氏の紅葉狩りの帯。ちょうど今の季節、秋の展示会や顔見せに、よく締めております。三國さんのパーティーにも活躍しましたこの帯は、いかにも好博子という雰囲気です。描写の巧みさ、藍と橙をバランスよく遣った色彩感覚、何十年見ても飽きません。着物は蒔糊の訪問着。スマートカジュアにぴったりの、控えめな着物です。

    momijigari

    さて、手元には小振のビーズバッグをあしらって。小さいですが、存在感はなかなかのものです。世洋装にも和装にもぴったりのビーズバッグは、マストアイテムです。こちらは、別注でひとつひとつ手作り致しますので、ご希望の方はお問い合わせ下さいませ。

    bi-zu


  • それぞれのスマートカジュアル

    さて今回の晩餐会では、ドレスコードはスマートカジュアル(お洒落な平服)と決まっておりました。会場でご一緒になった、当店のお客様方の装いをご紹介します。それぞれのスマートカジュアルは、皆さまそれぞれの個性で上手に着こなされ、華やかな雰囲気となりました。

    こちらは、30代の若奥様。野蚕糸の着尺に、徳田義三の袋帯を締めてモダンな装いに。野蚕糸の光沢は、照明の中でいっそう上品に輝きます。帯締めの水色がとても美しく、若々しさを演出します。コーディネートのスパイスには、ブルー系がおススメです。

    muga2

    お母様です。シックな江戸小紋を大変モダンに着こなしていらっしゃいます。背中にちょっとある刺繍の花紋が、華やかです。黒地の袋帯がよくマッチしていますね。この角度からは見えないのですが、シックなコーディネートに帯留めの珊瑚がきれいに映えておりました。

    edokomonn

    いつもショートカットが印象的なキャリアウーマンのお客様です。無地紬に、バラをイメージさせる洒落袋で。帯が生きる、シンプルで上級の装いです。洒落袋は、こんな風にきっぱりと着こなせると素敵ですね。お持ちだった黒のバッグが、装いをキュッと引き締めていました。

    bara

    こうして皆さまのコーディネートを拝見すると、なるほどこんな合わせ方もあるのかと、新しい発見があります。何よりも、ご自分らしさをそのままに素敵に装って下さっていることが嬉しいです。このまま『和楽』に載せたいくらいお洒落な、スマートカジュアルです。。。!!


  • 展示スペースにてーきもの編ー

    ただ今は、こっくり秋のイメージで展示しております。

    『和楽』11月号はご覧になられましたか?表紙の鈴木京香さんがお召しの色無地が、まずとても素敵なこと!中のきもののページも、どれも上質の絹物でしか染められない色ばかり、その色も大変スタイリッシュで美しいものばかりでした。読むやいなや、すっかり二階を『和楽』仕様に、こっくりスタイル模様替えした社長でした。鼠、茶、黒をテーマに魅せております。

    kijyaku

    右は結城の無地に、櫛織りの袋帯を合わせました。この帯、なんとリバーシブルです。

    sarasa

    まるで天目茶碗のような訪問着、地模様には糊をたたきのように置く加工を施して。名門、織悦の更紗文様の帯と合わせれば、誰も真似できない究極フォーマルに仕上がります。

    お問い合わせは0766-74-6218まで。