• 漆ー誉田屋源兵衛ー

    誉田屋源兵衛作、漆を織込んだ袋帯です。漆独特の、何とも言えない深みのある赤が魅力的です。誰が袖模様をモチーフにした、面白い訪問着と合わせました。どっしりと、しかしお洒落感もあるフォーマルの装いです。

    urushi

    こちらは、鱗柄の江戸小紋に、和紅型の帯の組み合わせ。鮮やかですが、落ち着いた色合いがいかにも和紅型です。酒瓶に杯、新年の装いにもぴったりです。紫地の羽織りで、トータルに仕上げましょう。

    bingata

    年末年始の様々なシーンに、ご自分らしさを大切にしたコーディネートをお楽しみ下さいませ。


  • 紅葉図

    前庭のもみじも少しずつ色づいて参りました。今年はどのような表情を見せるのでしょうか。

    さて二階の床の間に、友禅染めの祖、宮崎友禅斎の原画を掛けました。絹に描かれた美しい紅葉と、鳥たちの生き生きとした様子がうかがえます。毎年、初めての新鮮さで楽しませてくれます。

    yuzennsai

    店内には西王母。ちょうど見頃を迎えております。

    seioubo

    盛秋のひととき、絲穂でゆっくりとお過ごし下さいませ。


  • 深山染めー藍田正雄ー

    大作、力作が五感に響く季節となりました。

    藍田正雄作、深山染めの訪問着です。地模様には、打出の小槌を始めとした宝尽くし文様が、江戸小紋で表現されています。そこへ、裾の部分の暈しが何とも言えない幻想的な美しさを放ち、藍田氏ならではの技が光ります。かつて氏が、全速力を注いだ一枚ということで、今はなかなかお目にかかれない貴重な作風となっています。

    miyamazome

    袋帯は、誉田屋源兵衛「綺羅織り」。古箔の地に、螺鈿を織込んだ逸品です。お太鼓の部分の螺鈿が、キラキラとほのかにきらめきます。

    派手な装いではありませんが、しっかりとした存在感のある組み合わせです。

     


  • 来年の干支、申の張子が入りました。躍動感があり、表情豊かです。予約注文のみとさせていただきます。ご希望の方はお電話にて、どうぞ。

    saru

    ☎0766−74−6218

    3日文化の日、営業致します。


  • 板締め絞りー小紋ー

    これから金沢にお出かけです。板締め絞り(藤井絞)の小紋に、矢鱈目間道の帯の取り合わせ。ほっこりとした印象で、深まる秋にぴったりの装いです。工芸の雰囲気が漂う帯は、柔らかく締めやすく、表情もシルエットもシーン次第。ニュアンスの変化を楽しめます。

    itajime

    着物でお出かけしたい方、準備のお手伝いを致します。レッスンと併せて、色々にご利用下さいませ。

    ☎0766−74−6218


  • 七五三

    晴天に恵まれた昨日、息子の七五三の儀式を無事に済ませることができました。節目ですので、紋付、襦袢、袴すべてを誂えました。襦袢には、魔除けの鱗柄を。

    uroko

    剣、末広など小物も身につけ、完了です。袴は、白山紬で仕上げました。良い光沢が出ています。雪駄もキリリと、いかがでしょう。

    complete

    さて私は、加賀友禅の人間国宝、木村雨山氏の訪問着に袖を通しました。かつて華子様がお嫁入りされる際に作られたうちの一枚です。地色も柄行きも大変好きで、大きな節目にはこの訪問着と決めています。帯は、誉田屋源兵衛。更紗をモダンに織り出したものです。着物の鶸色ととても相性が良いです。

    front

    今回初めて、和小物さくらさんの、草木染めの帯揚げ(100種類以上あります)を着けました。微妙にシルバーがかった白ですが、草木染めらしい柔からな雰囲気が出ます。グラデーションで集めて、装いのアクセントにいかがでしょう。是非皆様にお勧めしたいアイテムです。

     


  • 蝶ー型染めー

    久しぶりに締めました。型染めの蝶の帯です。茶を基調に、グリーン系、赤系、青系、様々な蝶が表現されています。しっかりした手仕事の雰囲気が好きで、秋深くなるとつい毎年手に取ります。

    butterfly

    今日は茶系の帯締めをしましたが、小物の色でいろいろ表情が変えられるのが魅力です。


  • 粉糖さんのパン

    近頃のサロンメニューで密かな人気なのが、粉糖(koto)さんの食パンで作るトーストです。北海道の小麦粉を始め、安心素材のみで焼かれる食パンは絶品。日が経つとなお、素材そのものの風味が増し美味しくいただけます。

    オレンジジャムは、オーサワジャパンを使用。オレンジのほのかな甘み、風味がクセになります。体にも心にも優しいトースト、一度お召し上がり下さいませ。

    粉糖さんのレモンクッキー、スコーンも個人的に気に入っています。いつか食べてみたいのが、3種類のチーズで作ったチーズケーキ。日によって焼かれるものが違うのが、また魅力です。


  • 赤のスパイス

    早いもので10月も後半です。

    ただ今、サロンのメインテーブルでは、河村の綴れをご紹介しています。白地に、上品な模様が浮かび上がります。着物は、よろけ水玉(型染め)柔らかな雰囲気が印象的です。

    red

    ポイントは、赤を基調にした帯揚げ、帯締めです。キリリとキュートに、赤のスパイスはいかがでしょう。


  • 初つばき

    グッと冷え込んで参りました。今年初めてのつばきにご縁がありました。

    hatsu

    タイミングを同じくして、今秋初めて袷に袖を通しました。毛万筋の江戸小紋に、黒の市松の帯を。シックなコーディネートの際には、帯締めなどの小物には水色が効果的です。

    edokomon

    秋深まり、ようやく袷にちょうど良い気候になりました。