ただ今店内には、総絞りの浴衣が提案されています。もちろん、藤井絞製。オーソドックスですが、飽きがきません。きちんと襦袢と足袋を着ければ、簡単なお茶会にもオッケーです。
お洒落な下駄も、いろいろ入荷しております。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
真砂三千代さんの夏のころも展を楽しみに、トアロードリビングスギャラリーへ。有機栽培の木綿や麻を素材に、ふんわりゆったりと身を覆うころもの数々は、大変素敵でした。ムガを使って作られたスカートは、着物の着尺で見ているのとひと味違う魅力がありました。素材そのものが上質でなければ出せない染めの美しさ、デザインのシンプルさなど、着物との共通点は多いです。やはり、洋の東西を問わず「ころも」なんですね。
こちらのギャラリーでは、セレクトされた衣食住の素敵アイテムが、いろいろ揃っています。刺激をたくさん受けられますよ。
4月15日のブログでもご紹介しました香雪美術館。現在は「花鳥風月の美ー応挙から仁清へ」と題し、室町江戸期の絵画、工芸品が展示されています。有名な、酒井抱一の十二ヶ月花鳥図押絵貼屏風をはじめ、尾形乾山、円山応挙、尾形光琳など、いわゆる琳派と呼ばれ、着物の図案にもよく用いられるものばかり。個人的には光琳の鶴をモチーフにした一連の作品が好みです。蒔絵の硯箱は見応えがあります。
前庭の緑が美しい香雪美術館、雨上がりには雨粒が光り、なお一層の風情がありました。
7月19日まで。ご縁のある方は、是非足をお運び下さい。美味しいお菓子とお薄もいただけます。