大人可愛い、月とウサギの着尺はいかがですか?敢えてシックな帯を合わせて。赤のラインが決め手です。
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明治•大正 染織展
7月3日(土)〜5日(月)の三日間、氷見市海浜植物園にて、明治•大正 染織展を企画しております。明治、大正の頃の打ち掛け、留袖、振袖など約50点を展示致します。併せて、生前祖母が時代裂、古布を使って製作したミニチュアの着物、作品の数々もご覧いただく予定です。皆様のご来園、お待ちしております。
という訳で、今月に入ってからは蔵に長い間眠っていた打ち掛け、留袖などを出してきて、風に当てたり、状態を確かめたりという仕事を始めました。当時の染織は素晴らしいですね。色も柄も、その時代の特色が出ていて素晴らしい。日本人の辿ってきた道に、畏敬の念を感じながら作業をしています。
祖母は、いつも勉強熱心な人でした。興味のあることには、とことんまでやる人でした。本で見ているだけでは足らず、実際の染織作品を集めること、また歴史的価値のある布で自ら作品を作り上げることに、大きな情熱を注いでおりました。呉服を生業とするからには、後世に残すこと伝えることをやるべきだという祖母の姿勢は、幼い頃から感じていました。
蔵にある作品のいろいろを眺めていると、祖母のやりたかったことが、はっきりと分かります。子供の頃には分からなかったことも、今ようやく。祖母が残してくれたものに感謝をしながら、7月に臨みます。皆さまの心に残るような時間を提案できればいいなと思っています。
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ピラティスの時間
先月より、木花咲耶姫さんでのピラティス教室に通っています。結構、ハマっています。おへそをぐっと上に持ち上げ、背筋を真っ直ぐにした姿勢をキープしながら、いろいろなポーズをとります。寝た状態で行う動きもあります。お腹から胸にかけての、身体のコアの部分、インナーマッスルが鍛えられます。自分がガイコツになったつもりで、骨の一本一本を意識しながらの動きなので、イメージを働かせることが重要になります。さらに、胸式呼吸と合わせるので、けっこう頭を使います。動き自体はハードではありませんが、しっかりと身体の内側に効いているのが分かります。
さて、ピラティスを始めてから、普段の生活の中でも姿勢に気をつけるようになりました。着物を着る時の意識も変わりましたし、立ち居振る舞いがスムースにできるようになりました。先生のお話しでは、ピラティス上級者は、着物を着ても着崩れしにくいそうです。身体の軸の部分がしっかりしているので、無駄な動きをしないのだそう。衣と身体が、自然と同じ動きをするのでしょうね、きっと。軸は大切ですね、やはり。
毎週金曜日、朝10時半より1時間です。興味のある方は、是非トライしてみて下さい。少人数制なので、ご予約を。先生がとてもチャーミングな方です。