• 文字

    文字がリズミカルに配された名古屋帯です。果たして何と書いてあるのか、或いは単純にリズムだけなのか。白川静さんの著書を開きながら文字と格闘してみましたが、謎のままです。

    水色が効き色、大好きな帯です。どなたかご縁のある方、謎解きをお願い致します。


  • たけのこ

    今日から2月、まもなく立春です。

    新作のお召が入りました。梅や桜を連想させるような地色で、ほのかに春を伝えます。葡萄色の帯揚げ(和小物さくら)を印象的に。たけのこをモチーフにした帯で、遊び心も交えて。

    皆さまの春迎え、いかがですか?私は母のものだった薩摩を、ただ今お仕立て中です。白地に蚊絣。3月の雛祭り茶会に向けて、あれこれと帯合わせに心を躍らせています。


  • さくらさくら

    日舞の初舞のリハーサル後、お立ち寄り下さいました。

    さくらの花びらを全体に散りばめた付下げに(絞り)、さくらを押絵で表した帯を合わせて。いかにも春の雰囲気です。観世の赤が効いています。

    さくらとさくらの取り合わせですが、嫌味なくすっきりとした装いです。美しい!


  • にゃん

    昨年末に、子猫たちが生まれました。いわゆる野良猫ですが、ご近所さんの美味しいご飯にありついているのか、寒い中でも元気に生きています。時々、うちの蹲の水を飲みに来ます。

    私に気付き逃げていくところを、パシャリ。振り向いているのがお母さん。二匹の子供たちは、モカと白のミックスで本当に可愛い顔をしています。お近くまでいらしたら、にゃあ!という声に耳を澄ませてみて下さい。

     


  • 春を思うー水仙ー

    染の百趣矢野の塩瀬の帯です。地色のほのかなピンクが美しく、描かれた水仙も映えます。紫の水仙とは、なんとモダンなデザインでしょう。江戸小紋との相性も抜群です。

    久々に日差しの見えた昨日、私も春を思って紅花染めの帯を。同じく江戸小紋に合わせました。帯締めはお気に入りの水色です。

    近頃は随分と日が長くなりました。春が待ち遠しいです。


  • 雪景色

    朝からの雪がやむことなく降り続いています。木の枝には、つららがオブジェのように。

    この雪景色を見るといつも広げたくなるのが、こちらの訪問着。手描き東京友禅の銀世界です。墨書きでただシンプルに風景が現されていますが、シンプルであるがゆえに、多様なストーリー性を感じます。

    裾模様にただ一本引かれた、浅黄色の線が印象に残ります。

    袋帯は譽田屋源兵衛のきらおり「光悦段紋」。古箔と螺鈿の組み合わせです。その名の通り、お太鼓の部分の螺鈿がきらきらと光ります。

    今日はずっと雪かきとなりそうです。たまにひと休み、きれいなものを見て想像力を豊かにしたいものです。

     


  • 寒さに負けず

    時雨模様が続きます。北陸の冬には欠かせないアイテム、色々ございます。

    右は、ほんのりピンクの鼻緒が女性らしいつまかけ。左は、台がコルク素材になっている雨に強いお履物で、普段の移動用に重宝のタイプです。

    羽織と合わせて、ショールも必需品です。二種の柄を大胆に表現した、絞りのショール(奥)装いのアクセントに、いかがですか?

    春を思わせる白基調のトートバッグも、入りました。

     

     


  • 点並び

    千切屋治兵衛の新作小紋です。点がモダンな構図で並びます。手描きの柔らかな雰囲気が、地色のブルーグレーと好相性。袋帯は、間道。お召機で織った、とてもしなやかな風合いです。点と曲線、リズミカルな装いをお楽しみ下さいませ。


  • ゴールデンムガで

    昨日、新年会の帰りにお立ち寄り下さいました。ゴールデンムガの付下げに、更紗模様の帯の装いです。

    帯の赤が新年らしく映えます。付下げは、裾部分にさりげなく刺繍があるだけ、糸の良さ美しさが最大限に感じられます。観世も微妙なお色でお洒落です。

    今日は久々に青空が見えています。除雪も終わりました。安心してお越しくださいませ。


  • 日差しを待ちながら

    昨日はどんどん雪が降り続きました。今朝は地面がバリバリ。皆様、ご無事でしょうか。

    さて店内は暖かい日差しを待ちながら、つくしの一輪生を。土山敬司さんの(西宮は名塩の方です)作品です。やわらかな雰囲気で、春を告げます。

    エントランスには、和小物さくらの新作を。台、鼻緒、前ツボ、すべてモカ系でまとめたお草履です。台には真綿が入り、一度履いたら手放せなくなる心地良さです。

    明日は皆様にお会いできますこと、楽しみにしています。和のひとときをご一緒に。