雨模様が続きましたが、ようやくお日様が顔を出しました。日差しが見えると、それだけで嬉しくなったりウキウキしたり、良い気分になります。
さて秋の深まりを感じます。辻が花の帯はいかがでしょう(小野順子作)焦茶と紫をミックスさせたような、こっくりとしたベースに愛らしい兔が配されて。女性作家ならではの優しい雰囲気があります。小さい丸を絞りで表現した小紋にのせて(藤井絞)
今夜は空を見上げてみましょう。きっと月がきれいです。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
秋晴れの空に恵まれた昨日、ボーノ・ペッシェにて残暑のランチ会が催されました。皆さま、薄物とお単衣地をうまくミックスさせ、秋のひと日を満喫されました。小千谷、ミンサ、綿ローン、絽縮緬、様々です。
ひと品ずつ丁寧に作られた前菜から、食べ応え十分。自家製、豆乳のドレッシングやローストビーフは絶品です。お野菜の旨味とパスタがうまく調和したメインは言うまでもなく、デザートのアイスクリームも程よい甘さで美味しかったです。全員が注文したタロッコオレンジのジュースは、コクのある酸味で大人気。是非、お試し下さいませ。
さて準備の様子。着せ合いをしながら、ドレスアップして行くこの時間がワクワク楽しいものです。
半幅帯も女らしく少しゴージャスに。プロの美容師さんにかかれば、素敵な後姿に変身です。
さて次回は、どこに行きましょうか。
草木の色合いが美しく、優しい風合いの丹波布の帯です。刈安の黄を基調に緑系、白系、それぞれの色が程よく主張し、調和しています。無地のお着物に、さりげなく大きな印象を与えます。
誉田屋源兵衛の新作、七宝小花紋(アイスブルー)です。着尺は引き染めの小紋。程よい横段の暈しが、女性らしいニュアンスを出します。お単衣にも最適です。
品物は違ってもそれぞれの持つ力量は確かで、染、織、どれを取ってもそれぞれ魅力的です。少しずつ涼しくなると、そのものの魅力をはっきりと感じられるようになります。9月は、改めてきものの奥深さを感じる時期でもあります。
植物性の食材を存分に味わうヴィーガン料理で、近頃話題の「たねのわ」に行ってきました。お相手は、まなさん(右)。カジュアルランチということで半幅帯で楽しく。お文庫結びがフレッシュな印象です。市松模様の浴衣、ピンクも嫌みになりません。私はみじん格子の大島に麻葉模様の帯を、シフォンのように結んで。
以前、ぎおんない藤さんにお祝いとして頂いた、足入れ下駄に初めて足を入れました。スッと足にかかる、花緒の程よい締め付け感がたまりません。ゆるくなく、きつくなく、足元から気の入る感じは、ない藤さん独特のもの。背筋が伸びます。
この日のランチは、美味しいテンペが味わえるペペロンチーノでした。前菜も、無農薬野菜の旨味を十分に味わえます。コーヒーも美味しいです。テイクアウトできるスイーツ、クッキーやマフィンに加えて、リッチガトーショコラが絶品です。卵、バター、白砂糖を使っていないので、アレルギーの方もオッケーです。是非みな様も一度、ご賞味下さいませ。