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  • 黒の大島とさくらの帯

    おひなの会へは、黒の大島とさくらの帯で行きました。3月に入ると、さくらの帯が活躍します。無地の大島は、どんな帯もパッと主役にしてくれるので、一枚あるといいですねぇ!

    帯揚げのさくら色もポイントです。

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    まだ肌寒いこの季節、ショールのお洒落も楽しみのひとつです。この日は、一珍染めのショールで。友禅染めの始りと言われる一珍染めは、糊の割れ目に染料を染み込ませる技法。お茶わんの陥入のようなものと捉えて下さい。一般の友禅染めとはひと味違い、柔らかなイメージになります。

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  • 新年会へ

    先週、お着物でご来店のお客様がいらっしゃいました。

    これから新年会に行かれるとのこと。 着物も帯も、祖母が現役だったころに買っていただいたものです。藍染めの紬は、時とともに色が落ち着き、熟成された美しい色になっています。帯はバティック。更紗柄がお洒落ですね。

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    帯締めは深い青で、きっぱりと清々しいコーディネート。新年会にぴったりですね。

    こうして、以前に買っていただいた着物を見せていただけることは、大変嬉しいことです。祖母の辿ってきた道が見え、両親が引き継いだ現在を再認識し、これからを考えます。いつまでも大切にして下さるお客様がいらっしゃることを、誇りに思い、責任を感じます。お客様から教わること、たくさんありますね。

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  • 紅型と織楽浅野

    例えば、とても古典的な琉球紅型の小紋に、織楽浅野の帯を合わせてみましょうか。当店社長、いち押しのコーディネートです。浅野さんの帯は、伝統的な西陣織の技法をそのままに、シンプルでお洒落なデザインと色遣いが特徴ですから、古典的な着物をうまくモダンな雰囲気に仕立て上げてくれます。ちょっぴり垢抜けたコーディネートをしたい方、浅野さんの帯を一本、是非お求め下さい。

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  • 黒の羽織コートが人気です

    久しぶりに二階の様子を御覧に入れましょう。こちらの黒の羽織コート、近ごろの売れ筋です。背中と裾にビロードの市松模様があります。一枚仕立てです。シルエットの美しさは抜群、動くと体に自然とフィットし、着心地も抜群。ご法事の時にも着回しオッケー。別注ですので、ご注文を承ってからのお誂えになります。

    ちなみに、着物は手描き友禅の上等な小紋。付け下げのような感覚でお召しいただきたい着物です。帯は織楽浅野。シルバーの無地。織り感だけで表情を出した、シンプルでお洒落な帯です。

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  • 二十四節気ときもの

    きものジャーナリストの中谷比佐子さんの著書に、『二十四節気ときもの』があります。40年間を着物で生活し続けた中谷さんの衣替え術を紹介したものです。一般的には、6月と9月が単衣の時期、7、8月が薄物、それ以外は袷の季節と言われておりますが、着物で365日を過ごすと、そのやり方ではしっくり こないとのこと。

    そこで参考にすべきは、立春から大寒までの二十四節気。例えば、5月5日頃の立夏を目処に単衣の着物を着ると、体に無理がないそうです。同時に襦袢や下着も涼しい素材に変えると、絹の心地よさがうまく伝わってくると書かれています。11月8日頃の立冬で、ようやく全国的に袷に切り替わる感覚。読み進めると、いろいろと共感すること、参考になることがたくさんあります。

    二十四節気それぞれの意味と、その時期のうまい着こなしが提案されており、コーディネートに迷った時の参考にお勧めです。中谷さんご自身の365日の着こなしページもあり、読み応え抜群の一冊、楽しいですよ。

    ちなみに、今日は大寒です。モノトーンの世界から、春の兆しを意識した、例えば沈丁花のイメージでピンク色をコーディネートに取り入れてはいかがでしょう?と、中谷さんの提案です。

    春が待ち遠しいですね。


  • 日射しに春を待ちわびて

    雪の峠も越え日射しが差し込むと、春らしい明るい色を美しく感じます。ただ今店内、こちらの二点をディスプレィして皆様をお待ち申し上げております。

    着物はどっと柄の無地、織物です。帯は織楽浅野。白と青が上品に織り出されています。シンプルですっきりした組合わせですね(織楽浅野については、こちらこちらをどうぞ)。

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    ボカシの無地的小紋に、ふきのとうの帯を合わせて。帯で季節感を表現するのは、和装の醍醐味ですね。

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  • 紅型の帯

    ただ今、エントランスには江戸小紋に紅型の帯をコーディネートしています。

    額は尾長保さんの、「海老」。お正月には、いつも飾っています。

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    それから、鈴も。毎年恒例の演出です。

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