あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
新年3日より営業致します。
袋帯 純国産手織り綴れ
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
二階の展示場では、誉田屋源兵衛の帯をご覧いただいております。
古箔に螺鈿を織り込みました。角度によってキラキラと輝きます。軽くしなやかで、非常に贅沢な手触りです。着物は墨絵のような訪問着。竹にうっすらと光が差し込む様子が描かれています。上質な着こなし、いかがでしょう。
源氏香をシンプルに表現しました。名は「伎寿奈(きずな)」。締めると、ちょうどお太鼓のところに「叶」という文字がくるよう裏地に織り込まれています。見えないところに、きちんと吉祥の意味が込められた、いかにも名門の帯屋らしい逸品です。着物は大輪のバラと絞りで表現した訪問着。纏うと、どんな感じになるのか想像するのが楽しみな美しい着物です。
本格的な冬の到来です。来年に向けて、吉祥柄の暖簾が店内を彩っています。
扇面をモダンな配色で表現しました。
筒描きです。松竹梅が上品に描かれています。
どちらも、空間がすっきりと締まって見えます。
さてここ数日の風で、もみじはすっかり落葉に。もみじの絨毯、朝いちばんの風景です。
さてこの頃は、お履物を誂える方、また鼻緒だけ新調される方が増えてきました。こちら、ベストセラーのエクセーヌ。合皮です。雨にも強く、これからの北陸に気候にあれば重宝の一足。私も先月のお稚児行列の際、降りしきる雨の中も自前のエクセーヌで乗り切りました。
こちら、お振袖から訪問着、色無地にとフォーマル仕様の顔ぶれです。一番手前は台に真綿を入れた、履き心地の大変良いものになっています。刺繍の鼻緒が可愛らしいですね。
来春の成人式に向けて、ただ今お振袖、お襦袢のお仕立て直しに追われています。祖母の代に買っていただいた着物を代送りされるお客様が増えてきました。帯揚げ、帯締めを新しくし、今の時代に合った装いに、バッグとお草履も新調されます。こうしてずっと大切に袖を通していただけますこと、本当に嬉しく思います。
早いもので、明日から11月です。一階ギャラリーでは山形県、新田織物の紅花染めをご覧いただいております。純粋に紅花を何度も何度も染め上げました。鮮やかさに深みが加わり、上質な色合いです。真綿紬の贅沢な無地です。唐織りの袋帯を合わせました。様々な吉祥柄を白の無地で織り出しました。
上質な紬地に、袋帯の組み合わせ。現代のライフスタイルに合ったフォーマル、提案しています。