• カテゴリー別アーカイブ あれこれ
  • 宝物

    先週、氷見の久目地区にて久目アートデイが開催されました。

    黒板アートの企画があり、息子が生まれた時からの仲良しグループで挑みました。

    小学校最後の思い出作りです。テーマは「宝物」。

    12年間の思い出を、数枚の写真のようなレイアウトで表現しました。クーラーのない部屋で朝から夕方まで。気持ちをひとつに描き上げました。仕上がりを見て、これまでの思い出が走馬灯のように。この仲間で12年間、積み重ねた月日は確かなものであったことを改めて感じました。まさに絆という「宝物」です。

    皆様にとって、宝物は何でしょう?

    今年の夏は、お客様とお着物でお出かけする機会も多く(とても暑い中でも!)

    毎回充実しており、こちらの絆も宝物です。

    今月いっぱいで喫茶を終わりますが、これまでの出会い、お客様の流れ、すべて宝物です。

    毎日お店を開けられること、季節の移ろいを感じながら過ごせることも、すべて。

    これからの絲穂も、皆様にとって宝物の一部となれますよう。

    私たち自身が、日々を宝物だと感じながら参ります。

     


  • 掌の宇宙

    連休が終わり、今日からまたスタートです。

    肌寒さは残りますが、昨日からの雨は上がりそうです。

    連休には大阪の藤田美術館にて、念願の曜変天目茶碗にご縁がありました。実物の瑠璃色は吸い込まれる美しさで、あらたかな佇いでした。手のひらの宇宙です。

    曜変天目を現した、誉田屋源兵護さんの帯にも遭遇。

    懐の宇宙です。

    改めて、文化の力を感じた日でした。

     

     

     


  • 11月の思い出

    雨の師走となりました。すっかり冷え込み、北陸らしい空模様です。

    11月はお客様と装って、喜びの輪が広がりました。

    ボーノさんでの会食の他にも、一茶壷庵さんにて中国茶会を楽しみました。

    美術館のような邸宅へ入り、中では囲炉裡のお部屋で豊かなひとときを過ごしました。

    そして今年の紅葉です。もう落ちてしまいましたが、お天気に恵まれた日は空に映えました。

    師走の展開を楽しみに。皆さまとの出会いを心待ちにしております。


  • 懐石秘密箱

    昨日はお客様と、みそ蔵カフェさんにて行われた懐石秘密箱に寄せていただきました。

    まずは、柿のお菓子「実り」で一服をいただきます。

    後、清傳さんより「かいせき」料理の歴史など、今まで知らなかった貴重なお話をいただきました。

    今の懐石は、百花を盛るようになりましたが、千利久の頃は、削ぎ落とし最後に残ったものに百花をみる料理であったそうです。それは、目に見えないけれども確かにそこにある「清らかな」料理でした。重湯や粥に、少しの香の物、といったような。

    昨日は清らかなお膳との出会いでした。

    お粥が出来上がるまでの時間は、美味しいお酒と吸物、向付、八寸。

    仕上がった重湯の、何と身体に沁みること。後のお粥は、おかわりの度にお米がしっかりと立ち、美味しく、これほどの御馳走はないと感じる程でした。

    久しぶりに現実を忘れた、豊かな時間でした。


  • 夏の思い出

    今日は美しい秋晴れとなりました。

    雨ばかりのお盆が過ぎ、早くも秋がやって来ました。

    コロナ渦でも制限なしの夏休みでした。

    ワタクシゴトで恐縮ですが、三年ぶりに思い出の時計台まで行くことができました。少し成長した息子と共に。

    時計台は、私にとってはいつまでも心の支えですが、息子にとってのそれは何になるのでしょうか。これからのお楽しみです。

    今日から小学校は新学期です。自由研究は「絞りの工程」とし、様々な絞り方とたくさんの振袖を、息子と共に改めて目の当たりにしました。今は手元にありませんが、本疋田の振袖はやはり圧巻です。

    秋晴れの日に。夏の思い出でした。

     


  • もみじ、再生

    とても暑い日が続いております。

    先月、数日ですがたっぷりと降った雨は、やはり恵みの雨だったのでしょう。

    もみじが元気を取り戻しつつあります。

    今日から8月です。お盆はご予約にてお待ちしております。

     


  • もみじ、再生

    猛暑となりました。

    ふわふわとボリュームのあるもみじの木の中に、弱ってきたものがあります。枯れていて、切らなくてはだめかと思っていましたら、新葉が出てきているとのこと。再生に向け、しっかりと命を保っています。

    朝、しっかりと水をやりながら自分自身をも力づけて。

    暑さとうまく付き合いながら、夏のきものを楽しみたいです。

    夏も、絲穂にてお待ちしております。もみじを目印に、どうぞ。