お歳暮の時期です。皆様のお手元にも、日々贈り物が届いているのではないでしょうか。さて今年は、ニャンとも可愛らしい福りんごが届きました。招き猫が描かれたりんご、開封して幸せの予感がいっぱいです。
さて先月のことですが、山鳥がやってきて止まりました。もみじの葉との色合いがとても綺麗で、一瞬の出会いをパシャリ。
さて今日は、どんな幸せの瞬間がありますでしょうか。
富山県氷見市の呉服屋 きものの館絲穂
冬の到来を感じる寒さとなりました。温かいスープが美味しい季節です。
スープといえば、かつて私の幼少期はトロイカさんが中央町にあり、よく家族で食事に出掛けたものでした。ポタージュが大好きで、おかわりばかりしたものです。シンプルなコーンポタージュは、クセがなく素直なお味で、子供の口によく合ったのかもしれません。今でも舌が覚えています。スープばかりでなく、オムライス、ハンバーグ、カレー、どれも美味しく、舌に心に残りました。トロイカさんでのひとときは、家族との時間をしっかりと刻む温かいものでした。
近頃のお気に入りは、先日オーベルジュで頂いた色々キノコのスープです。かき混ぜると、エリンギなど数種類のキノコが姿を現します。程よいコクがあり、飽きることがありません。スープで体が温まり、これからのお料理に期待が高まり、同時に同席の皆さまとの会話も弾み始めます。
家庭では、色々な食材が少しずつ残っている時にはすべて刻んでスープを作ります。スープは面白いもので、単体の食材の良さはそのままに、それぞれが混ざり合い溶け合い、新たな風味が生まれます。鍋の中の彩りも楽しみのひとつです。
さて皆まさには、心に残るスープ、思い出に残るスープはありますでしょうか。
昨日おさんぽハロウィンが行われ、雨の降る中ハロウィンの仮装をした子供達50人が、中央町の商店街をお菓子をもらって歩きました。
京加納もお出迎えに仕様に。
中にも振袖を。かつて祖母が現役だった頃、この場所でこんな風に着物が飾られていて、ここの椅子にお客様が座って、たくさんお喋りをして長い時間を過ごされていたなと思い出していました。
昨年は仮装で参加したこの企画ですが、今回は息子が店でお菓子を渡す役になりました。店で待っていると、知っている顔ぶれにたくさん出会い、「この店の人だったんだね!」と。確かにここで出会ったのは初めて!ということで、新たな出会いにもなりました。ご縁の広がりや重なりを感じたひとときでした。
さて本日、絲穂では今冬初の西王母がお目見えしました。嬉しいご縁です。
秋晴れの土曜、神戸から学生時代の友人が訪れてくれました。初めて氷見に来てくれた時は19歳。20年ぶりの氷見となりました。当時も行った松葉さんでお寿司を堪能し、当時はなかった番屋街でじっくりお土産を選び(時々行くと、お店も品揃えもちょっぴり変わっていて、たまには行ってみるものですね)ちょうどやって来た遊覧船に乗り、氷見を満喫しました。
お酒が大好きな彼女が選んだお土産は、ほとんどが酒の肴でしたが、果たしてどこの何が一番お気に入りだったのでしょうか。好評だったものは、今度買ってみなければ!知らない氷見がたくさんあります。
何年ぶりに会っても変わらない友人がいるって、とても素敵なことだと改めて感じました。今振り返ると、学生時代は一番の宝物だったように思います。勉強も大変だったけど、ショップ巡りをして、美味しいスイーツやパスタもいっぱい食べて、ゲラゲラ笑って、うまく行かないことがあれば一緒に泣いて、そんな経験ができるのはきっとあの4年間だけなんでしょうね。
今回は息子も連れての行動でしたが、意外にも彼女を案内してくれたり(番屋、大好きです)あまりわがままも言わなかったので、少しは成長したんだなと。つまりは私たちが歳を取ったということなんですけど。