近ごろ、江戸小紋が人気です

このごろの売れ筋は、江戸小紋。本当に人気があります。

無地に見えるけれど実は細かい柄の集合体である江戸小紋は、実際に纏うと立体感が出ますので、普通の色無地とはひと味違った存在感があります。

抜き紋をひとつ入れておけば、帯次第であらゆるシーンに着回せます。写真のように、お洒落な名古屋帯を合わせればお茶会に、ご法事の帯を締めればご法事に、袋帯をすれば結婚式や新年会などフォーマルシーンに活躍します。

昨今では、お子様の卒業式や入学式などにお召しになるために誂える方が増えています。江戸小紋は、スーツなどの洋装の中に混じっても悪目立ちすることなく、フォーマル感を演出できます。江戸小紋とは、いわゆる遊び着の「小紋」の意味ではなく、小さい紋の集合体=無地、つまり、色無地と同じ格になります。家の行事ごとにも活躍しますから、結婚の際に一枚誂えるとずっとずっと重宝する着物でもありますね。もともとは、江戸時代の武士が、裃に家々の家紋を細かく染めて着ていたことが始まりです。だから、江戸小紋、なのです。

渋い色目ばかりでなく、きれいな朱鷺色やヒワ色のもの、いろいろ取り揃えておりますので、ぜひ一度、江戸小紋を御覧にお越し下さいませ。

20091210