白の半襟

さて、9月はお茶会やお稽古事の発表会が多いようです。

近ごろ、皆さまにお勧めしているのが、単衣用の半襟です。織り模様があるタイプで、揚流のような柔らかさです。一般的な白無地の半襟よりも、自分らしさを演出できますし、白無地と同じ扱いなので、小紋、色無地、訪問着、どんな装いにも合います。

いわゆる真っ白ではなく、微妙にクリームがかっていたり、ほんのりベージュピンクの色合いだったり、一枚ずつ個性がありますので、お顔映りによって選んでいただける「白」になっています。半襟の色は、実はとても重要です。お顔の表情だけでなく、着物と帯の表情も半襟の色によって随分と変わってきますから。

この秋は、襟元に注目してみてはいかがでしょう。

20100819