今年の世相を表す一文字は「絆」でした。今回の年賀状には、誉田屋源兵衛の「伎寿奈」(きずな)という名のついた袋帯を紹介します。まさに「絆」のことです。締めた時にちょうどお太鼓の部分に繋がる、繋ぐといった意味の一文字がくるように織り込まれています。しかも、裏側に。帯は、人と人、世代と世代を絆で繋ぐものであるというメッセージを、あえて見えないところに織り込む誉田屋さんらしい演出です。年賀状で、店内で、絆の帯を是非ご覧下さいませ。表は、箔遣いの源氏香の柄です。