入学式に

先日、小学生になる息子の入学式がありました。

今はもうありませんが、東京友禅の名門だった岡巳の訪問着に初めて袖を通しました。作風、色合いが大変モダンで20年以上も前のものとは思えません。

喜多川平朗の有職織と合わせて、いつもより華やかに装いました。ピンク系は得意ではありませんが、この訪問着は、嫌味も抵抗もありませんでした。選び方次第で、若作りしているように見えてしまうピンクは難しい色ですが、一枚あるとモチベーションの上がる一色です。自分に似合う大人ピンク探し、これから必要な要素だと感じました。

さて新学期のスタートは寒い雨風の朝でした。重いランドセルを背負って、カッパを着て歩いていく子供の姿に、不安と心配が募りました。今まで経験したことのない感情です。子供も初めての経験ですが、親もこうして初めてのことを積み重ねて行くのですね。