• 織悦の袋帯

    名門、織悦ならではの古典的な袋帯。これ!と決めたい時の織悦さんです。柔らかい風合い、しっかりとした仕事、デザイン、色取り、文句なしの品でございます。古典柄によくありますが、水色と橙色の取り合わせが自然にマッチするのは、和の世界独特のことでしょう。黒地に、いろいろな色がうまく個性を出し合い、美しい共演をしています。

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  • ラ•カンパネラ

    ぐっと冷え込んで参りました。寒くなると、ピアノの音がことさら美しく感じられます。店内では、よくフジコ•ヘミングさんの演奏を流しているのですが、中でもリストの「ラ•カンパネラ」は定番曲。イタリア語で「鐘」を意味します。ときに囁くように、ときに鼓舞するように表現される鐘の音は、外の寒さを思いながら暖かい部屋で聴くと、何とも感じが良いのです。フジコさんの独特の弾き方も魅力ですね。

    昨日は、誉一山荘でのランチを楽しまれたご婦人方がいらして、素晴らしいランチの余韻に浸りながらカンパネラに心酔のご様子でした。なるほど、美しいロケーションの中で美味なるランチの後は、美しい鐘の音で至福の時を締めくくる。有意義ですね。オーベルジュからのお帰りには、是非お立ち寄り下さいませ。鐘の調べをご用意してお待ちしております。


  • 熊谷好博子氏の作品あります

    人間国宝、熊谷好博子先生の大作が、一枚だけ残っています。興味のある方は、お電話にてお問い合わせ下さい。0766-74-6218

    作品は素晴らしいのひと言に尽きるのですが、藍色の施しは絶妙で、好博子先生ならではと言えましょう。糸目友禅の見事、刺繍の贅、迫力と品の融合、纏った時の立体感、氏の感性の集大成です。この一枚から、氏は写生、図案取り、色彩、バランスすべてにおいて優れた作家であったことが分かります。


  • 余韻

    今週は秋を通り越して、冬の寒さがやってきました。そして、台風と。荒れ模様のこんな日は、出かけたい気持ちも薄れてしまいますが、こんな日こそ、思い出してもらえるような店になりたいものです。温かいコーヒーのこと、お洒落なストールのこと、次に欲しい結城のこと、クラシックのこと、etc…どんなことでも、お客様の心に余韻を残せる場所でありたいと思っています。

    気温の変化に伴って、そろそろ庭のもみじも色づいてくることでしょう。木々の見せる四季もまた余韻のひとつとして、来月も皆さまのお越しをお待ちしております。他県にていつもホームページをご覧下さっている皆さま、ありがとうございます。このブログが、よき韻となって響きますように。いつか氷見とご縁のありますように。

    11月3日文化の日、営業しています。