• 変わり絽

    いつもお着物で金沢よりお越し下さるお客様、今回は微妙な表情が魅力的な臈引きの薄物をお召しになって。絽の一種ですが、とろりサラリとシルエットの映える生地感です。

    帯はトンボ。ちらりと見える帯揚げが良いお色です。


  • 秋暖簾

    昼間は暑さが残りますが、朝晩と過ごしやすくなりました。

    今日からすっかり秋モードです。

    秋草を現した暖簾、入りました。

    新作です。

    タイプは異なりますが、どちらも魅力的です。


  • 晩夏

    雨続きでしたが、今ようやく晴れ間が見えます。

    また暑くなりました。

    昨夜は日の暮れの早さに驚きました。晩夏ですね。

    秋草をモチーフにした正藍染の浴衣

    藍染めに大きな花を絞った浴衣

    晩夏は晩夏の装いを楽しみましょう。


  • もみじ、再生

    とても暑い日が続いております。

    先月、数日ですがたっぷりと降った雨は、やはり恵みの雨だったのでしょう。

    もみじが元気を取り戻しつつあります。

    今日から8月です。お盆はご予約にてお待ちしております。

     


  • 急に雨が降ったり、曇り空が続いたり、変化に富んだ7月でした。

    皆さまにとって、どのようなひと月でしたか。

    本日よりエントランスには、萩の帯を。

    よろけ水玉の夏小紋と共に。

    暑さはこれから、まだまだ続きます。

    是非、涼のあるひとときをご一緒に。

    お越しをお待ちしております。

     


  • 祇園祭

    7月14日、今日は祇園祭です。

    二年ぶりに神輿も出て、お祓いに回ります。

    ハットリ君のカラクリ時計で待ち合わせをしたり、ちょっと休憩をしたり。ここからの景色をじっくりと久々に見ました。

    疫病退散のお祭りです。なかなか退散しない疫病ですが、うまく付き合っていけると良いなと思います。

    店はいつも通り、営業致しております。

    喧騒から外れて、しばしおくつろぎの場にどうぞ。

    もみじを目印に。

     

     

     

     

     

     


  • もみじ、再生

    猛暑となりました。

    ふわふわとボリュームのあるもみじの木の中に、弱ってきたものがあります。枯れていて、切らなくてはだめかと思っていましたら、新葉が出てきているとのこと。再生に向け、しっかりと命を保っています。

    朝、しっかりと水をやりながら自分自身をも力づけて。

    暑さとうまく付き合いながら、夏のきものを楽しみたいです。

    夏も、絲穂にてお待ちしております。もみじを目印に、どうぞ。

     

     


  • ゆかた、あれこれ

    ゆかたの季節です。

    古典的な総絞りのゆかた(藤井絞)、今では大変貴重です。二色染め分けの半幅帯と共に。

     

    同じく、総絞りのゆかた(左)です。

    落ち着いたピンク地は、永く愛用できます。

    右は、立巻絞り。いびつな縦のラインが魅力的です。

    染め分けの半幅帯には、印象的な緑を。

    すべて国産、日本の手仕事です。纏うと安心感があります。


  • 古樹茶の会ー祖母を想ってー

    祖母が生きていれば、六月三日は誕生日でした。

    藤田泉先生の中国茶会にご縁がありました。素晴らしい茶杯で中国の貴重な古樹茶をいただき(今回はプーアル茶と紅茶でした)、時間の経過によって変化する香りと風味に、ご縁の不思議を感じながら。

    先生手作りのお茶請けとともに。草もちは、きっと祖母のお気に入りだろうとお仏壇のお土産に。

    祖母、母、私と三人で愛用の首里花織りの帯を締めて。

    お茶と、人と、空間と、様々な出会いが重なった善き日でありました。藤田先生のお茶会、帰りはいつも心が「行って良かったー!」と叫びます。


  • 記憶の中に

    今日から水無月が始まりました。

    ずっと以前からある、絽の訪問着です。

    初夏の頃には、いつもこの場所に。階段を上り戸を開けると、目に飛び込んでくるこの清々しい色合いに、いつも夏の到来を予感していました。

    帯は琴糸、唐草文様を織り出しました。

    この帯の時もあれば、白地の夏帯や同系のブルー系を合わせる事もあり、その時々で着物の表情は変わりますが、この着物の地色と花の趣は、心にグッとくるものがあります。

    皆さまにとって、初夏の色は何色でしょうか。

    今月はどのような色合いのひと月となりますでしょう。