• 贅沢な小紋を纏って

    お着物が大好きなお寺のお嬢様です。よく、お着物でお見えになります。この日は、すべて手描きのとても贅沢な小紋を纏って。黒地の帯で、ちょっと粋な雰囲気に。いつも半巾帯をとても上手くこなされ、きっぱりとした印象のお嬢様です。

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    お着物でお越しいただくと、店内がとても華やいできれいですね。我々も大変嬉しいです。皆さま、それぞれにテーマを持ってスタイリングされているので、本当に素敵です。自分はこうありたいという確固たるイメージ、テーマがあることはとても大切です。そして、TPO に適っていること。そのバランスの取り方が、皆さまそれぞれに美しいですね。


  • 蝶の帯を締めて

    いつもお着物でお越し下さる、富山のお客様です。藤井絞の蝋たたきの色無地に、印象的な蝶の帯を締めて。すっきりと、初夏の雰囲気です。

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    帯締めの鮮やかな色が、目を引きますね。上品な可愛らしさのあるバッグを合わせて、トータルにコーディネートされています。

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  • ホタル絞りを纏って

    先週、お茶会の帰りにお立寄り下さったお客様です。藤井絞のホタル絞りの小紋に、鷺草の帯を合わせて。単衣らしい、すっきりとした装いです。

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    紺色の帯締めが、同系色のコーディネートをピリリと引き締めます。美しいですね。袖のふりからのぞくのは、襦袢の麻の葉模様。何とも憎い取り合わせです。


  • 緑の重なり

    お気に入りの景色です。緑が美しく重なり合っています。毎年様子は違うのですが、今年のもみじは、葉の先まで養分が行きわたり瑞々しい印象です。大きな葉の間から、これから成長しようとしている赤い小さな葉が顔を見せ、心を和ませてくれます。

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    グ〜っと手を伸ばしているような枝もあります。なんだか、頑張れーと声をかけたくなります。

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  • ピラティスの時間

    先月より、木花咲耶姫さんでのピラティス教室に通っています。結構、ハマっています。おへそをぐっと上に持ち上げ、背筋を真っ直ぐにした姿勢をキープしながら、いろいろなポーズをとります。寝た状態で行う動きもあります。お腹から胸にかけての、身体のコアの部分、インナーマッスルが鍛えられます。自分がガイコツになったつもりで、骨の一本一本を意識しながらの動きなので、イメージを働かせることが重要になります。さらに、胸式呼吸と合わせるので、けっこう頭を使います。動き自体はハードではありませんが、しっかりと身体の内側に効いているのが分かります。

    さて、ピラティスを始めてから、普段の生活の中でも姿勢に気をつけるようになりました。着物を着る時の意識も変わりましたし、立ち居振る舞いがスムースにできるようになりました。先生のお話しでは、ピラティス上級者は、着物を着ても着崩れしにくいそうです。身体の軸の部分がしっかりしているので、無駄な動きをしないのだそう。衣と身体が、自然と同じ動きをするのでしょうね、きっと。軸は大切ですね、やはり。

    毎週金曜日、朝10時半より1時間です。興味のある方は、是非トライしてみて下さい。少人数制なので、ご予約を。先生がとてもチャーミングな方です。


  • 風の通り道

    玄関は、風の通り道です。これから暑くなる季節には、爽やかに風が吹き抜け、ホッとする場所です。

    鈴のついたこの暖簾は、風に吹かれると可愛く鳴ります。お客様をお見送りする際の助六下駄は、赤い鼻緒がきれいなのでいつもここにあります。

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  • 絽の色留袖

    今月の後半は、5月とは思えない肌寒い日が続きました。いつもなら、とっくに単衣を着ている時期なのに、いつまでも袷が手放せない状態でした。

    そんな中、夏の結婚式に出席されるというお客様が、絽の色留袖をお求めにいらっしゃいました。絽の留袖とは、本当に贅沢ですよね。そして贅沢なものは、とってもとっても美しい! 我々も、贅沢で美しい時間をじっくりとご一緒させていただきました。気温は低いけれど、心はひと足お先に夏モード。

    明日から始まる6月は、単衣や薄物を思う存分楽しめる気候になって欲しいと願うばかりです。