• 雪花絞りを単衣に

    藤井絞の雪花絞りを、単衣にしました。献上帯を合わせて、きっぱりとした雰囲気に。ちょっとしたお食事会などにいかがでしょう。帯揚げはお気に入りのもの。黒地につばめの模様が入っています。単衣から夏にかけて、黒地の帯締め帯揚げは大活躍アイテムです。すっきり感、きっぱり感を演出したい方にオススメです。

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  • 明治•大正 染織展

    7月3日(土)〜5日(月)の三日間、氷見市海浜植物園にて、明治•大正 染織展を企画しております。明治、大正の頃の打ち掛け、留袖、振袖など約50点を展示致します。併せて、生前祖母が時代裂、古布を使って製作したミニチュアの着物、作品の数々もご覧いただく予定です。皆様のご来園、お待ちしております。

    という訳で、今月に入ってからは蔵に長い間眠っていた打ち掛け、留袖などを出してきて、風に当てたり、状態を確かめたりという仕事を始めました。当時の染織は素晴らしいですね。色も柄も、その時代の特色が出ていて素晴らしい。日本人の辿ってきた道に、畏敬の念を感じながら作業をしています。

    祖母は、いつも勉強熱心な人でした。興味のあることには、とことんまでやる人でした。本で見ているだけでは足らず、実際の染織作品を集めること、また歴史的価値のある布で自ら作品を作り上げることに、大きな情熱を注いでおりました。呉服を生業とするからには、後世に残すこと伝えることをやるべきだという祖母の姿勢は、幼い頃から感じていました。

    蔵にある作品のいろいろを眺めていると、祖母のやりたかったことが、はっきりと分かります。子供の頃には分からなかったことも、今ようやく。祖母が残してくれたものに感謝をしながら、7月に臨みます。皆さまの心に残るような時間を提案できればいいなと思っています。


  • うつぎの花

    店内、6月はうつぎの花が皆様をお待ちしております。白からピンクに変化する、愛らしい花です。順々に咲いて行くのが、楽しみですよ。

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    タペストリーには、あじさいのような花が入っております。グリーンがきれいです。

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  • 贅沢な小紋を纏って

    お着物が大好きなお寺のお嬢様です。よく、お着物でお見えになります。この日は、すべて手描きのとても贅沢な小紋を纏って。黒地の帯で、ちょっと粋な雰囲気に。いつも半巾帯をとても上手くこなされ、きっぱりとした印象のお嬢様です。

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    お着物でお越しいただくと、店内がとても華やいできれいですね。我々も大変嬉しいです。皆さま、それぞれにテーマを持ってスタイリングされているので、本当に素敵です。自分はこうありたいという確固たるイメージ、テーマがあることはとても大切です。そして、TPO に適っていること。そのバランスの取り方が、皆さまそれぞれに美しいですね。


  • 蝶の帯を締めて

    いつもお着物でお越し下さる、富山のお客様です。藤井絞の蝋たたきの色無地に、印象的な蝶の帯を締めて。すっきりと、初夏の雰囲気です。

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    帯締めの鮮やかな色が、目を引きますね。上品な可愛らしさのあるバッグを合わせて、トータルにコーディネートされています。

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  • ホタル絞りを纏って

    先週、お茶会の帰りにお立寄り下さったお客様です。藤井絞のホタル絞りの小紋に、鷺草の帯を合わせて。単衣らしい、すっきりとした装いです。

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    紺色の帯締めが、同系色のコーディネートをピリリと引き締めます。美しいですね。袖のふりからのぞくのは、襦袢の麻の葉模様。何とも憎い取り合わせです。


  • 緑の重なり

    お気に入りの景色です。緑が美しく重なり合っています。毎年様子は違うのですが、今年のもみじは、葉の先まで養分が行きわたり瑞々しい印象です。大きな葉の間から、これから成長しようとしている赤い小さな葉が顔を見せ、心を和ませてくれます。

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    グ〜っと手を伸ばしているような枝もあります。なんだか、頑張れーと声をかけたくなります。

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