• 生かされていること

    この度の熊本での地震は本当に衝撃的でした。小さな日本列島で、今自分の住んでいるところが被災しなかったことが不思議であり、同時にいつ同じ災害に遭うかも分からないという危機感も感じます。一日でも早い復興を願うばかりです。

    先日は、息子の通う幼稚園の園児のお母さんが43歳で他界されました。急死でした。個人的な親交はありませんでしたが、いつも明るく元気な方で、いつかゆっくりお話をしたいと思っていました。

    突然の変化、ある瞬間にふと訪れる別れ。今この時に生かされていることを考えさせられる一ヶ月でした。なんとなく切ない心とは裏腹に、庭のもみじは更に青々と、春雨の中カタツムリはイキイキと。何が起ころうとも、自然は変わらず日常の営みを続けています。


  • 下駄─シンプルに─

    初夏に向け、下駄が入りました。無地の鼻緒でスッキリとした装いに仕上げます。

    浴衣は、誉田屋源兵衛作。雲、花、水などの古典柄を鮮やかに、モダンに表現しました。無地感の半幅帯で爽やかな印象に。

    夏の着物としてもお召しいただけます。

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  • 広がる

    今日は春の嵐ですが、ここ数日でもみじの新芽がグンと大きくなりました。

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    青く広がり、またこれから広がろうとする葉たち。日々、成長を楽しみに眺めています。

    本日のBGMはフジコヘミングさんのショパンです。雨の一日、クラシックを聴きながらホッと和のひとときいかがでしょう。

     


  • 黄色と黒と

    桜の美しい頃となりました。

    西陣の袋帯が入りました。黄色と黒が調和し、波のような模様が浮かび上がります。裏地は優しいグレーを基調にした細い横縞。単衣の時期にも最適です。リバーシブルでお楽しみ下さいませ。

    nishijin

    着物は、大島にムガの糸で刺子を施した、存在感のある一枚です。キリリとした装い、いかがでしょう。


  • 若草色

    ポカポカと春らしくなって参りました。

    昨日は、無事にお雛様を仕舞いました。今年ご縁のありました皆様、ありがとうございました。

    さてエントランスでは、淡い若草系の地色に、ポツポツと花模様のある小紋をご覧いただいております。紬の九寸帯と共に。黄色のラインが印象的な、無地です。観世も新色、日差しに映える春のコーディネート、いかがでしょう。

    wakakusa


  • 風呂敷から座布団へ

    ベストセラー、西陣で織りました綿のお風呂敷が、この度お座布団に変身しました。お風呂敷一枚で、お座布団二枚作れます。フクロウの表情が生きた、面白い仕上がりになりました。高級感もあります。

    wpl

    他にも唐草、市松、寿などがございます。用途に合わせて、オーダーを承っております。

    hurosiki