• 岡巳の 訪問着

    かつての名門、岡巳の訪問着です。菊や藤など古典模様の草花を配した、すべて手描きの訪問着です。印象的なのは、青色で描かれた葉でしょうか。東京の染めらしい、垢抜けた青です。金で縁取られた、雲のような模様が全体に動きを与えています。落ち着いた地色で、年齢を重ねても永く愛せる一枚です。

    okami

    いつ見ても新鮮で、ずっと以前から愛着のある訪問着です。袋帯は誉田屋源兵衛、純金五毛。善きご縁がありますように。


  • 辻が花の訪問着ーTsujigahanaー

    辻が花の訪問着(藤井絞)に織楽浅野の帯を合わせて、スマートカジュアルな装いでご来店下さいました。柳色の小物が着物と帯に美しく溶け込み、新緑の季節と調和しています。

    front

    春のセミフォーマルシーンでは、刺繍で桜を表現した袋帯を締められたそうです。すでに4回、袖を通して下さいました。紬地の訪問着も、こんな風に幅広いシーンに楽しんでいただけると嬉しいです。

    今日から5月、素敵な連休をお過ごし下さいませ。

    Tsujigahana is a dying work of shibori and sumigaki (black-and-white ink). It was invented during Muromachi Period and Momoyama Period.    The patterns are mainly butterfllys, some flowers as huji and aoi colored by brown and green and purple.


  • 雨の月曜となりました。

    窓越しにもみじを眺めると、開いた青葉の下に、これから開く葉が小さな粒のように並んでいます。簪にして風に揺れると、とてもきれいだろうと思います。

    kanzasi

    さて、美しい暈かしの着尺が入りました。お単衣にもお勧めです。帯はアールヌーヴォーもモチーフにした、絽縮緬。朝顔にトンボ。目のエメラルド色が印象的な、初夏の装いです。

    ro


  • 日の宮神社の桜

    葉桜となりました。今年はどちらでお花見を楽しまれましたか?

    氷見にも桜の名所はありますが、日の宮神社の桜が私にとっての桜です。ちょっと見上げると下がる枝があり、今にも手に届きそうです。見守られているような安心感があり、好きなスポットです。

    cherry


  • 入学式へ

    お嬢様の入学式へ。

    市松の小紋を色無地の感覚で着こなして。紙布の袋帯が印象的。春らしい小物を挿し色に、ナチュラルなフォーマルの装いです。着付けも自前でされました。レッスンの成果は、バッチリですね。

    shihu2

    月曜から土曜まで、「きものの時間」をしております。自分で着物を着られるようになりたい方、レッスン致します。畳み方から教えて欲しいという方も、どうぞ。コーディネートのアドバイス、TOPをふまえた今の着こなし、指南致します。きものに関する色々な疑問を解決する時間です。是非、お問い合わせ下さいませ。0766−74−6218


  • 入園式へ

    先週の土曜日、米沢進之介さんの訪問着で息子の入園式に臨みました。サラリと描かれた色紙柄は、帯次第で様々なシーンに場の効く万能の一枚。色遣い、タッチ、いかにも進之介さんの作風です。

    sinnnosuke

    袋帯は、誉田屋源兵衛。地色が好きで一目惚れした一本です。締めてなお惚れ直し、手放せなくなりました。締めた時の何とも言えない安心感、自然なシルエット、誉田屋さんの帯は締めてみないとその良さは分かりません。

    春のスマートフォーマル、いかがでしょう。