• 陰影礼讃

    国産絹、松岡姫の着尺です。上品なグレーに浮かび上がる地紋(唐花紋)が印象的です。

    raisan

    朝、ライトを点ける前の部屋で見ると、その様子は更にはっきりと美しく、ハッとしました。陰影礼讃。シーンやシチュエーションによって、一枚で様々な色やストーリーを演出できる、優れた無地です。糸のしなやかさも魅力です。お単衣にもどうぞ。帯はすくい織(唐花紋)春らしい装いになりました。


  • 新芽

    暖かくなりました。山もみじには、赤く可愛いVサインがたくさん!

    v

    新芽もちらほらと。蝶が羽を広げようとする様で、可能性を感じます。

    butterfly

    はや、4月。美しい春となりますように。

     


  • お山

    サイフォンコーヒーの仕上げです。上部にまん丸、コーヒーのお山。毎回、大きさも形も微妙に違います。きれいな丸になった朝は、何だかとても嬉しいものです。

    mountain

    素敵な一日となりますように。

     


  • 紙布

    お嬢様の入学式を目標に、袋帯のレッスンです。市松模様の小紋を、色無地の感覚で楽しんで紙布の袋帯を合わせました。春色の観世がポイントです。ちなみに帯揚げは、格子柄のブルー。(ピンクのランドセルは、横のラインが紺ということ。お嬢様との色合いも好相性です)素敵なスマートフォーマルに仕上がりました。

    shihu

    たくさん柄のある訪問着でなくとも、十分に華やかで春のイメージが表現されています。善き日をお迎え下さいませ。


  • 清野恵里子のような

    先日、お着物でご来店下さったお客様です。春らしい飯田紬の無地に、絞りの帯で。観世の白がピリリときれいです。

    eriko

    清野恵里子さんの著書をよく読まれるとのこと。この日も、『ものものがたり』を開きながら色々なお話しを楽しみました。このアングル、まさに清野さんの世界でしょ!?


  • 辻が花

    藤井絞りの逸品です。辻が花の訪問着。きっちりした絞りに、きっちりしたカチンの墨色、良い仕事しています。色合いも優しく、柄行きは大胆ですがとても女性らしい雰囲気です。

    tujigahana

    花紋を刺繍で入れて。朗読をしていらっしゃるお客様の元へ参ります。お渡しの日に向けて、着姿を想像しながら準備をする時間が幸せです。

    huji


  • 車窓より

    三寒四温、また冬の到来です。

    車窓から撮ってみました。エントランスのディスプレィが、少し遠目に見えるこの角度が実はとても好きです。雨でぼやける感じも、よし。

    window

    黒地の帯は藤井絞のもので、羽子板をモチーフにしたちょっと遊び心のある、しかし上等な名古屋です。浸け染めの深い黒が、とても素敵です。どなたの背中を飾るのでしょう。

    ちょっと入ってみませんか。


  • 紅花

    肌寒い朝を迎えました。今日は紅花染めの名古屋を締めています。草木の良い色合いが好きで、袋帯だったものを二本の名古屋にしました。黒の大島にも、鼠の江戸小紋にも合います。お雛様の頃に映えますね。

    nenibana

    もう一本、どなたかご縁のありますように。お太鼓の部分はまた雰囲気が違うんですよ。シンプルですが、凝ってます。