• 車窓より

    三寒四温、また冬の到来です。

    車窓から撮ってみました。エントランスのディスプレィが、少し遠目に見えるこの角度が実はとても好きです。雨でぼやける感じも、よし。

    window

    黒地の帯は藤井絞のもので、羽子板をモチーフにしたちょっと遊び心のある、しかし上等な名古屋です。浸け染めの深い黒が、とても素敵です。どなたの背中を飾るのでしょう。

    ちょっと入ってみませんか。


  • 紅花

    肌寒い朝を迎えました。今日は紅花染めの名古屋を締めています。草木の良い色合いが好きで、袋帯だったものを二本の名古屋にしました。黒の大島にも、鼠の江戸小紋にも合います。お雛様の頃に映えますね。

    nenibana

    もう一本、どなたかご縁のありますように。お太鼓の部分はまた雰囲気が違うんですよ。シンプルですが、凝ってます。


  • 野口の染め帯

    降ったり晴れたりしながら、だんだん春の気配です。ただ今、サロンスペースでは野口の染め帯をご覧いただいております。絞りで蝶のような柄を表現。色合いがお洒落です。臈纈の小紋と合わせてモダンな装いに。

    noguti

    パーティや集まりの多いこの時期に、こんなスマートカジュアルはいかがでしょう。他の出席者にも自然に溶け込めます。


  • 本疋田

    3月が始まりました。皆様いかがお過ごしですか?

    今日は、久しぶりに本疋田の帯を出しました。藤井絞の逸品です。絹糸で巻かれ、染められ解かれ、極小の黒い粒がズラリと並びます。お太鼓の部分は同じ柄がダーっと。たいへん迫力のある名古屋帯です。締めた時に安心感があり、生地そのものの良さを実感します。

    htta

    お茶会に、セミフォーマルに、一本あると重宝の優れものです。


  • 手描き臈纈

    久しぶりにディスプレイしました。手描きの臈纈小紋です。雲取りを基調に、波、七宝、花、古典模様が散りばめられ、色数は多いのですが、統一感がありしっとりと力のある着物です。まさに着物らしい着物、良い仕事の結晶です。

    roketsu

    すっきりと、無地の帯を合わせるのが今の装いでしょうか。個人的にとても気に入っている一枚です。


  • ビロード

    津幡よりいつもお越し下さるお客様です。昨日はお着物でお見えになりました。古典的な小紋に、織楽浅野の白地の帯を締めて。黒のコートがとてもお似合いです。雪輪柄のところがビロード織の、ベストセラー。シルエットも美しく、すっきりとした装いの仕上げにぴったりです。

    coat

    次回は、どのようなお召し物でお越し下さるのでしょうか。観世の色遣いも、楽しみです。


  • 袋帯熱

    4月の息子の入園式に向け、空いた時間に袋帯の感覚を取り戻しています。今日の帯は、織楽浅野。江戸小紋に合わせて、フォーマル仕様に。ゴールド系の帯締めも一本あると、華やかになりますよ。

    asano

    紬と合わせると、洒落袋にもなるのが魅力。浅野さんの帯は、技法は古典的、デザインはモダンなので、今の時代とても重宝します。

    袋帯を締めた時の重み、解いた後の開放感と疲労感が心地良く、久しぶりに締めると癖になります。今年の目標は、袋帯を日常に取り入れることです。尊敬するとある着物作家さんは、いつも控えめな付下げや無地に、お洒落で重厚な袋帯を、きっちりとしかし自然に着こなしていらっしゃいます。その方のように、さりげなくきちんと装えるますように…。袋帯熱が始まりました。

     


  • 読書会

    昨日は、毎週末に英書の読書会を開いていらっしゃる皆様に、サロンスペースをご利用いただきました。円卓スペースにはみっちり2時間、真剣な読書の時間が流れました。読み上げられる英文の響きが心地良かったです。

    理想的なサロンの在り方でした。色々なお集まりに、是非ご利用下さいませ。昨日のBGMは五嶋みどりさんのメンデルスゾーンでしたが、ご要望があれば、クラシックのリクエストも承ります。