• 新年会の帰りに

    昨日は別のお客様が、新年会の帰りに寄って下さいました。モダンなタッチの更紗柄は、贅沢な手描き臈纈。名門、染の百趣矢野の逸品です。帯はインドシルク、黄色の無地。春をイメージさせますね。

    yellow

    ポイントは、ゴールドを基調にしたクラッチバッグ(和小物さくら)。細かな七宝文様です。小さいけれど収納力に優れ、かつ存在感があります。シーンに調和した自然なドレスアップです。


  • 新年会の帰りに

    新年会の帰りに寄って下さいました。以前に染め直しました大島に(玉虫色のような良い雰囲気です)同系の帯を。帯締めの赤が非常に効いています。

    oshima

    ベテランの美容師さんらしい装いです。古典的でシンプルなアップスタイルだけでなく、散らしたスタイルやボリュームをうまくアレンジしたスタイルもお得意な美容室です。私はいつも、夜会をお願いしています。着付けも、安心してお任せできます。


  • いろ

    好天が続いております。日差しが見えると気持ちが良いですね。剪定したもみじの枝が、ぐっと赤く色づいてきました。山鳥の声もちらほら。寒さはぶり返すでしょうが、春の気配はそこここに。

    red

    空いた時間は吉岡幸雄氏の『日本の色辞典』を開き、日本の色に浸っております。細かなグラデーションのひとつひとつの色に、きちんと名前と由来があることに驚きます。ブルー系の、縹色、浅葱色、水色、瓶覗の辺りが最近のツボ。新橋色なんて青もあり(東京新橋の芸者衆に好まれたことから)それはいかにも垢抜けた青です。

    巷では、どうしたらモノが売れるのか売れないのか、「お」商売のことばかり聞こえてきますが、時にはそんな話題に耳栓をして、日本人の原点に立ち戻りたいものです。


  • 早いもので1月も半ばを過ぎました。床の間には、迫力のある梅を(山口朋水作)今にも香りが漂いそうです。

    ume

    ところで近頃は、色々なピアニストによるラ•カンパネラ(リスト)をユーチューブで見ることがマイブームです。学生の頃から何かと私を励まし、支えてくれた鐘の音にも、様々な表情があるものです。手の動き、鍵盤の動きも実に様々で、驚かされます。どうして自分はこんなにもカンパネラが好きなのか、それが知りたくてカンパネラの日々でございます。


  • 白鷹お召し

    皆様に好評をいただいております。ハッとするような水色、白鷹お召しです。織物ですが、しなやかな風合いで、やこもののような感覚でお召しいただけます。特に茶道の席には、昨今とても人気があります。帯は、臈纈と金彩を併用した更紗。ブルーと焦茶はよく合いますね。春らしくきれいな雰囲気です。

    omesi

    帯地で作りました。トートバッグ。お稽古事に重宝します。朱のラインがポイントですね。

    bag


  • 振袖

    成人の日を迎えられた皆様、おめでとうございます。

    こちらは、祖母の代に求められた振袖です。娘さんの後、来年はお孫さんにということです。生地を切らずにお仕立てしてあるので、縫い直せば、背の高いお孫さんにもお召しいただけます。良い着物は、こうして永く大切に袖を通していただきたいもの。

    hurisode

    振袖は、熨斗目柄を贅沢な桶絞りで表現した古典的なもので、流行もありませんし、きっちりと日本の職人が作り上げた不変のものです。色合いも美しく、晴れやかに装っていただけます。