• ファントマだ

    息子の通う幼稚園では、音感が盛んです。ある日、教材の音感カルタを見てびっくり。私が在園していた頃とまったく同じなのです。当然、発声練習も同じで、園児の歌声を聞いた時はとても懐かしく、様々な記憶が甦りました。お気に入りは、ソの「そらまでとぼう」とシの「しかられた」。当時の先生の顔とよく通る声と、口の形まではっきりと思い出しました。言葉は不思議で、リズムに乗せると途端に色々な場面や感情とリンクするものですね。

    ファは「ファントマだ」。強そうなロボットで、何か不安なことがあると、カルタの絵を思って頑張ったものです。そう言えば、この音感は小学校に上がっても私の心に響くものであったことを、思い出しました。

    そして今また、ファントマは私の心に再び。どうやらまた、お付き合いいただくことになりそうです。


  • 紬の房帯

    今夏初めて、ゆかたに袖を通しました。絞りで大きな格子を染めたもので、白と紺のシンプルさを楽しんでいます。襟の仕立ては広襟に、下に襦袢も着て夏の着物として。

    husaobi

    帯は濃紺の無地、両端に絞りの柄が僅かに見える房帯です。紬地ですので、通年で様々な着物に合わせることができます。緩まず、きつくなく、締めた安堵感があります。一般的な半幅のものとは異なり、帯の幅も自由に決めることができます。柔らかなシルエットも魅力です。

    是非、皆さまも締めてみて下さい。


  • 彩る

    今日から6月です。

    カウンターでは、清楚なあじさいが皆さまをお待ちしております。

    ajisai

    ヘレンドのカップも鮮やかに。

    herend

    二階では、少し赤みがかったシャラが、開こうとしています。

    syara

    さまざまな彩りが、新緑に映えています。

     


  • 暖簾ともみじと

    今、最も気に入っているアングルです。絞りの暖簾を通して見える、もみじ。暖簾というフィルターが、さらに新緑の美しさを引き立たせます。暖簾の良さも、同時に感じていただけるのではないでしょうか。

    green

    心躍る絶景です。


  • 芭蕉の帯

    芭蕉の糸で織りました。盛夏にどうぞ。ざっくりとした風合いが魅力です。無地感ですが、とてもインパクトがあります。ゆかたから夏の小紋や色無地に幅広くお使いいただけます。テーマのある装いに仕上がりそうですね。

    basyo

    こちらは、本藍染めのゆかたです。幾何学を型染めした、手仕事の逸品。男性用にも、女性用にもお仕立てできます。

    ai

    どちらも誉田屋源兵衛の新作です。是非、手に取ってご覧下さいませ。


  • 伸びる

    山もみじが、青々と勢いを増しています。塀囲いの隙間から今年も顔を出しました。

    leaf

    日々、瑞々しく伸びております。

    Green leaves of Japanese maple trees grow bigger day by day. They are the symbol of Shiho.

    Please enjoy the beautiful scenery.


  • 花織

    お単衣の時期になりました。今年は、白の花織(はなうい)をよく締めています。模様も白ということで、色々なきものに溶け込みつつ、表情を出します。

    グレー地の雪花絞りと合わせて。帯の白で、グッと爽やかに仕上がります。

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    抹茶地に橙のドットです。非常に愛着のある江戸小紋、15年以上着ています。着物も帯も無地にすると、それぞれの魅力が存分に発揮されます。素材感やニュアンスの相性を楽しむ無地の装いは、いつもとても気に入っています。

    edokomon

    久しぶりに、黒のバッグを出してみました。垢抜けたデザインと、細みが好きで、着物の時にもよく持ちました。やっぱり良いですね。

    black


  • 単衣のレッスン

    単衣のレッスン。極薄い卵色に、ボカシが配された小紋です。織楽浅野の無地帯を合わせて、上品な装いに。初夏の雰囲気が出ています。

    hitoe

    フォーマルシーンには袋帯を締めて。一枚あると万能の色無地のような小紋、是非みな様もいかがでしょう。色無地とはひと味違い、遊び心も少しあって、色々に楽しむことができますよ。