• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 名物いちご

    暖かな三月のスタートとなりました。

    メインには、いくつかの細かい柄をちりばまめた小紋に、名物いちごの帯(織楽浅野)を合わせて。帯揚げは、藍と水色が少しずつ見えるものを(渡敬)。清らかな印象に仕上がります。

    鶸色の美しい江戸小紋に、無地の織帯を合わせました。

    色で春の到来を告げます。帯揚げは緑、黄、紫など、少しずつ見えるものを(和小物さくら)。華やかですが、派手過ぎない装いに。


  • 成人の日に

    昨年、神奈川よりお振袖をお求めに来て下さったご家族がありました。藤井絞の逸品を気に入られ、合わせた帯は誉田屋源兵衛の「馬上の人」。髪飾りは、祇園エメラルド美容室で別注されたシルクの小花。

    ご本人も、ご家族も大変気に入られ、心に残る日を迎えられたそうです。

    祖母の時代からのお振袖が、今、様々なご縁が重なりひとつのご縁となりました。この不思議に感謝し、改めて日本文化の持つそこ力を感じています。

    本当に嬉しいです。

     


  • 五嶋みどりさんの演奏会

    1月17日、氷見芸術文化館にて五嶋みどりさんのヴァイオリン演奏会がありました。

    お客様と共に、新年の装いを思いおもいに。

    ゴールデンムガの訪問着に、東京友禅の染帯を。

    藤井絞の付下げに、北川絋絵作の綿織の帯を。

    バッグは和小物さくらのスエードバッグです。

    北守のり子作型絵染の着物を、初下ろししました。

    同系色の帯と合わせて、イエローのイメージで。

    演奏の前に行われたみどりさんのトークイベントでは、パンデミックの間に、ネットやSNSで更に沢山の情報が共有できたり人同士がコミュニケーションできるようになった一方で、世界を見れば、うまくコミュニケーションができていない部分がある、という言葉が心に残りました。

    ピアニストのイェヴァ・ヨコバヴィチューテさんとの演奏はとても素晴らしく、本物の持久力を感じました。シンプルな強さ、崇高さも。みどりさんのお人柄が伝わりました。大満足の夜となりました。

    これから、『道程』をゆっくり読みます。