• 成人の日に

    大震災で延期されていた成人式が、昨日行われました。

    晴天に恵まれ、暖かくとても良い日でした。

    かつて祖母の代にお求め下さった、総絞りのお振袖をお召しになって

    お越しくださいました。

    少し朱みがかった地色が印象的です。日本の手仕事、総絞りは、やはりいつまでも美しいです。

     

    ずっと大切にして下さり、本当に嬉しいです。

    本当の春がやってきました。


  • 臈纈染めの付下げ小紋

    更紗のモチーフを全体にちりばめた、臈纈染めの付下げ小紋です。

    染の百趣矢野製。

    美しい色合い、柔らかな雰囲気、ドレスを纏うような感覚です。

    無地感の帯を合わせて、すっきりと。

    かつて染の百趣矢野で、限定数だけ染められた帯揚げです。

    銀の箔がほどよくキラキラと。普段使いにも、フォーマルシーンにも活躍します。

    (左)春らしい色合いの紬に合わせました。帯は、上原美智子作。

    (右)白鷹綾織の無地に合わせました。帯は、熊谷好博子作。

     


  • ほんの一部です、まだまだお見せしたいです

    『美しいキモノ』春号、染の百趣矢野55周年記念ページに寄せて。

    大作を広げてみました。

    濃紺の色留袖です。すっきりときっぱりと、古典的ですがいつまでも新鮮な作風です。

    捻金織の帯を合わせて格調高い装いです。

    坂井修作、蒔糊の訪問着です。シンプルですが、表情の豊かさは、さすがの力量です。

    オパールを織り込んだ帯を合わせて(誉田屋源兵衛)グリーンの濃淡で仕上げました。

    切りがないほど、ご紹介したい作品があります。矢野ファンの方、是非見にいらして下さい。


  • 麹塵染

    日差しが暖かい日が続きます。

    エントランスは、麹塵染め(きくじんぞめ)の色無地です。

    淡いピンク地に手描き友禅の帯を。桜や藤など、折々の花が散りばめられています。

    卒業式、入学式、様々な節目のシーンがやってきます。ひと揃え、いかがでしょう。

    美しい暈しのトートバッグも重宝します。


  • 令和6年2月5日

    暦の上では無事、春になりました。

    ゴールド系でまとめた装いです。

    着物 よろけ水玉

    帯  箔を重ねた黒地

    バッグ シュリンク

    (左)パープル系の装い      (右)ピンク系の装い

    着物 臈たたきの無地    着物 柿渋染め 無地

    帯 東京友禅        帯  首里花織

    そろそろ、袖を通したくなってきました。

     


  • くも、もくもくと

    今年の年賀状は、藤井絞の振袖でした。

    ただ雲ばかりを桶絞りで表現したこの振袖はに、シンプルであるが故の力量があります。

    それぞれの色の深み、色の持つ力を感じます。

    雲には、神様や精霊が宿ると言われました。

    もくもくと上昇する雲は、吉祥柄として喜ばれ愛されてきました。

     

    震災から1ヶ月です。

    どことなく沈んでいた心を雲に乗せて、平らかに立春を迎えたいものです。


  • 春待つ心

    今年の小学校の書き初めは、「春待つ心」でした。

    息子が元旦に清書をし、広げておいた書き初めは、地震で様々な物が壊れ、倒れた中に無事にありました。大きな揺れ、津波が来るかもしれない恐怖、避難場所の寒さ、町の崩壊、当初も今も、様々な傷跡に心が沈むことがたくさんあります。

    ひとりひとりの春を待つ心は、色々でしょう。春になれば、春のような空気が漂うのでしょうか。象徴的な書き初めの文字と、目に映る現状が、心の中でグルグルしています。

    自分の心が満足だと言える一年になればという思いは、更に強くなりました。

    どんな状況にあっても、自分の春を迎えられるよう一歩ずつ進みます。