• カテゴリー別アーカイブ お着物の話題
  • 雨でも

    近頃は雨がよく降ります。

    着付けのレッスンで自信をつけられたお客様、出勤前に着物に着替えてちょっとご挨拶へ。雨の日の味方、雨コートも忘れずに。無地のように見えて、細かい縦縞です。紫系のボカシに落ち着きがあります。永く愛せる一枚、皆さまもいかがでしょう。

    coat


  • 続 小袖帯

    先日ご紹介しました南果歩さんがお召しの小袖帯、柄違いで(像と蝶)自前があります。よく活躍しました。友人の結婚式には、この市松の染め着尺に袋帯を合わせ、二次会になったら帯だけこの小袖に結び変えるパターンです。長さが十分にあるので、結び方、柄の見せ方次第で、様々なシーンに使えます。後ろには蝶の柄がたくさん出ていますが、胴前では可愛い像さんが後進しています。

    kosode

    よく結んでいたのは、この「なんちゃって角出し」。華やかさも演出できる上に、背もたれに寄りかかっても崩れないという力強い味方です。複雑に見えて実に簡単。興味のある方は、是非お店まで。


  • 小袖帯

    最新号の『きものサロン』をご覧下さいませ。京都らしいお稽古特集で、南果歩さんがお召しです(118ページ)両面、お楽しみいただける小袖帯です。誌面では黒地にウサギでしたが、こちらは黒地に桜。無地や小紋だけでなく、付け下げに合わせて、パーティーシーンにも活躍します。いろいろな結びができますので、グッと華やかになります。

    sakura

    裏は、優しいベージュにウサギ。ワインのような小紋も、お洒落です。

    rabbit


  • ブルーグレーの彩り

    円卓スペースにて、どうぞ。

    本格派友禅の小紋です。華やかな、付け下げのような趣きで纏って下さい。帯は織楽浅野「印度花金襴」。着物の紫がポイントになり、グレーと白の美しいコーディネートです。

    asano

    十字を控えめに絞った、上品な着尺です。藤井絞製。ブルーグレーの地色を存分に楽しんで下さい。帯の雰囲気で、様々なシーンに活躍します。

    jyuuji


  • 芽吹きの装い

    わらびと牡丹をあしらった、本格的な訪問着、ただ今展示場にてご覧いただいております。鼠茶の地色も美しく、存在感のある一枚です。袋帯は西陣、織楽浅野の「春花唐草」。光の当たり具合で文様の表情が生きてきます。白の可能性を感じます。

    warabi

    お履物は京都さくら製。グレーがかった茶を基調に、シンプルに仕上げました。芽吹きの装い、いかがですか。

    hakimono


  • 織楽浅野ー印度花金襴ー

    ただ今のエントランスです。織楽浅野の印度花金襴。白を基調にした上品な名古屋帯です。光の具合で、文様の存在感を楽しむことができます。黄色がポイントです。帯締めは、二色遣いの平組。新シリーズです。

    india

    前庭を臨むスペースでは、安土桃山時代の図案をモダンに表現した袋帯をご覧いただいております。「辻が花祥」、クラシカルな雰囲気が人気です。

    show


  • 成人の日を前に

    成人の日を前に、前撮りをされるとのことで、お立寄り下さいました。古典的な雪輪柄を上品に表現した、美しいお振袖です。地色の紅がとても印象的で、染めの良さが出ています。巷でよく見かける「赤の振袖」とは趣が異なります。帯は、お母様がご結納された際にお持ちになったもの。着物との相性はぴったりです。帯締め、帯揚げは鶸色で統一し、ポイントのある装いに仕上げました。

    yukiwa

    お客様のリクエストで、髪飾りの組紐もすみ黒で別注致しました。伝統はそのままに、モダンな色合わせのトータルのコーディネートです。

    sumikuro

    新年より、親子揃っての晴れ着姿でのお出かけ、本当に嬉しかったです。


  • 誉田屋源兵衛の逸品

    二階の展示場では、誉田屋源兵衛の帯をご覧いただいております。

    古箔に螺鈿を織り込みました。角度によってキラキラと輝きます。軽くしなやかで、非常に贅沢な手触りです。着物は墨絵のような訪問着。竹にうっすらと光が差し込む様子が描かれています。上質な着こなし、いかがでしょう。

    raden

    源氏香をシンプルに表現しました。名は「伎寿奈(きずな)」。締めると、ちょうどお太鼓のところに「叶」という文字がくるよう裏地に織り込まれています。見えないところに、きちんと吉祥の意味が込められた、いかにも名門の帯屋らしい逸品です。着物は大輪のバラと絞りで表現した訪問着。纏うと、どんな感じになるのか想像するのが楽しみな美しい着物です。

    kizuna


  • 円卓スペースにて

    前庭を臨む円卓スペースを、きものの空間にしました。

    十字絣のお召に、同じくお召の袋帯(間道文様)の装い。三色暈しの帯揚げを挿し色に。当店の定番ですが、仕上がりの色合いは毎回異なります。お見逃しなく!

    omeshi

    独特な紫地の小紋は藤井絞製。控えめな絞りですが、纏うとふうわりと絞りならではの風合いが漂います。帯は、ビロードを配した市松模様。すっきりとした黒地が魅力です。

    hotaru


  • 蜘蛛の糸

    師走です。美しく彩った山もみじも、すっかり落葉となりつつあります。蜘蛛の糸に繋がって、ゆらゆらと揺れる葉も。落ち葉にも表情があり、自然の神秘を感じます。

    kumo

    さてエントランスでは、無地感覚の染め着尺を提案しています。奥行きのある焦茶が人気です。刺繍と刷り疋田で菊を古典的に表現した、名古屋帯とともに。上品でちょっぴり豪華で、フォーマルにぴったりの装いです。

    刺繍